NHKドラマ「みをつくし料理帖」黒木華が演じる江戸時代の料理物語

最終更新日:2017年8月12日

NHKドラマ「みをつくし料理帖」主演は黒木華

時代劇ながら料理が主軸のドラマ「みをつくし料理帖」。

NHKが黒木華を主演に2017年5月13日より毎週土曜18時から放送しました。

まず、ドラマ「みをつくし料理帖」のあらすじを一言でまとめます。

江戸時代の女性料理人の創意工夫の物語

「みをつくし料理帖」は料理を職業とする場所では女人禁制だった時代の一人の女性料理人の物語です。

原作で下がり眉と呼ばれる主人公を黒木華が演じます。

料理ドラマや漫画が流行している現在、黒木華や森山未來や永山絢斗に成海璃子などの演技に注目が集まりました。

目次・みをつくし料理帖

あらすじ
キャスト
wikiメモ
鼈甲珠のレシピ
概要とスタッフ
原作のネタバレ

あらすじ、板場が女人禁制の時代に料理人として生きる女性


1802年(享和2年)、大坂・淀川で水害が発生した。

少女の澪は家族を亡くし天涯孤独の身となった。

澪は空腹を満たすために盗みを働いていたところを「天満一兆庵」の女将の芳に救われる。

天性の味覚を持っていた澪は天満一兆庵で料理人としての腕を磨く。

しかし、天満一兆庵が火災にあってしまい、澪と芳は江戸に旅立って蕎麦屋「つる家」で働き始める。

板場が女人禁制の時代、大阪と違う江戸の味付けに戸惑いながらも澪は一人前の料理人として腕をふるう。

澪は慣れない江戸の生活に悪戦苦闘、身分違いの恋に悩みながらも趣向をこらした料理を提供し続ける。

キャスト、黒木華や森山未來 永山絢斗に成海璃子


澪(みお) – 黒木華
料理屋「つる家」の料理人で大阪出身。
子供の時に水害により家族を失い、「天満一兆庵」に拾われて料理を学ぶ。
天性の味覚を持ち、女人禁制の板場で料理人として生きていく。
常連客の武士の小松原に恋をする。

芳(よし) – 安田成美
「天満一兆庵」の元女将。
天涯孤独で盗みを働いていた澪を店で働かせて料理の技術を学ばせる。

小松原(こまつばら) – 森山未來
「つる家」の常連客。
澪の料理について賞賛や批判をする。
本当の身分は将軍の信頼の厚い小野寺数馬。

永田 源斉(ながた げんさい) – 永山絢斗
倒れていた芳を診察した町医者。
「つる家」の常連客で澪の料理を味わいながら励ます。
澪に恋をしている。

あさひ太夫(あさひたゆう) – 成海璃子
「翁屋」の花魁で吉原一と言われる美貌を持つ。
澪と同い年の幼なじみ。

嘉平衛(かへえ) – 国広富之
「天満一兆庵」の主人で澪の才能を見抜いて料理人として育てる。
店が焼けた後に澪と妻の芳と共に江戸に下る。

佐兵衛(さへえ) – 柳下大
「天満一兆庵」の一人息子で江戸の店を任された料理人。
吉原の遊女に入れ込み行方不明になる。

種市(たねいち) – 小日向文世
江戸で澪がつとめる料理屋「つる家」の主人。

ふき – 蒔田彩珠
「つる家」で働く13歳の少女。

おりょう – 麻生祐未
澪と芳が住む江戸の金沢町の長屋の住人。

伊佐三(いさぞう) – 小林正寛
優しい大工職人で、おりょうの夫。

又次(またじ) – 萩原聖人
あさひ太夫を大事にする吉原の翁屋の料理番。

菊乃(きくの) – 柳生みゆ
吉原の翁屋の若い遊女であさひ太夫を慕っている。

清右衛門(せいえもん) – 木村祐一
つる家の常連で澪の料理を批評するご意見番。

坂村堂嘉久(さかむら・どうかきゅう) – 村杉蝉之介
清右衛門に自分の版元で戯作を書いてもらうため、つる家を紹介する。

末松(すえまつ) – 毎熊克哉(まいぐまかつや)
料理番付で最高位の「登龍楼」の料理長。
澪の料理と似た献立を出すなどつる家の邪魔をする。

釆女宗馬(うねめ・そうま) – 松尾スズキ
毎年の料理番付けで最高位の料理屋「登龍楼」の主人。

伝右衛門(でんえもん) – 伊武雅刀
吉原で格式の高い「翁屋」の楼主。
吉原随一の美貌の花魁・あさひ太夫を抱えている。

富三(とみぞう) – 大倉孝二(おおくらこうじ)
大坂「天満一兆庵」の元料理人で佐兵衛の失踪の秘密を知る。

駒澤弥三郎(こまざわ・やさぶろう) – 波岡一喜
小松原の妹の早帆の夫で、小松原の親友。

早帆(さほ) – 佐藤めぐみ
小松原の妹で駒澤弥三郎の妻。

坂梨志摩守(さかなし・しまのかみ) – 山崎一
将軍の食事や菓子を管轄する「御膳奉行」の若年寄。



Wikiwikiメモ、過去には北川景子主演でドラマ化

・2017年からNHKの土曜時代劇は土曜時代ドラマとしてリニューアル、「みをつくし料理帖」はその第1作目となる

・「みをつくし料理帖」は2012年と2014年に北川景子主演でテレビ朝日でドラマ化された

・主人公の澪は原作で下げ眉と呼ばれるが、NHKドラマで澪を演じる黒木華はナチュラルな下げ眉

・黒木華の読み方は「くろきはな」ではなく「くろきはる」

注目料理、鼈甲珠のレシピ


「みをつくし料理帖」でキーとなる料理が卵黄を漬けこんだ一品「麗し鼈甲珠(べっこうだま)」。

その味は「料理人としての経験を寄せ集めても、決して想像のつくものではない。玉子の持てる力を凝縮したのかの如き味わい」(みをつくし料理帖「残月」)。

必要な材料は白味噌・赤味噌・こぼれ梅・日本酒、みりん、卵黄。

白味噌・赤味噌・こぼれ梅・日本酒、みりんを擦り合わせて味噌床を作り、ガーゼを引いて三日ほど漬け込む。

すると、独特の卵黄の味噌漬けが出来上がる。

概要とスタッフ 原作は髙田郁

ドラマ放送日:2017年5月13日スタート、毎週土曜午後6時5分(38分、連続8回)
放送局:NHK総合
公式サイト:リンク
脚本:藤本有紀(大河ドラマ「平清盛」、連続テレビ小説「ちりとてちん」など)
原作:髙田郁
演出:柴田岳志
制作統括:城谷厚司、山本敏彦
原作発表期間:2009年5月〜2014年8月



原作「みをつくし料理帖」のネタバレ

〜ここから原作のネタバレ〜
澪は大坂の料理屋「天満一兆庵」の女将に鍛えられるも店が火事で亡くなり、女将の息子が働く江戸店に向かう。

女将の息子は吉原通いで店を潰して失踪、澪は江戸の蕎麦屋「つる家」で働き始める。

澪は苦労を重ねて新しい料理を考案し料理人としての腕を上げて「つる家」の評判も上がっていく。

澪は常連客の小松原と愛し合うも料理の道を優先して別れる。

吉原で幻の花魁と呼ばれているあさひ太夫が幼なじみの野江だと知った澪は料理で稼いであさひ太夫の身請けを決意した。

澪は吉原の料理店と交渉し、卵黄を漬けこんだ逸品の鼈甲珠(べっこうだま)のレシピを条件に野江を取り戻すことに成功する。

あさひ太夫を吉原から救った澪は今まで好意を持ってくれた医師の源斉と一緒になり、故郷の大坂に帰って新しい人生を始めた。

・2017年4月〜6月のドラマ情報のまとめはこちら







映画「サムライマラソン」佐藤健に小松菜奈、長谷川博己と中川大志 幕末まらそん侍が原作

最終更新日:2019年1月23日
画像:角川春樹事務所

映画「サムライマラソン」佐藤健に小松菜奈、長谷川博己と中川大志 幕末まらそん侍が原作

幕末時代に侍たちが一生懸命に走る。

2014年の映画「超高速!参勤交代」と2016年の映画「超高速!参勤交代 リターンズ」の脚本を手がけた土橋章宏が原作の映画が2019年2月22日、公開です。

まず、映画「サムライマラソン」のあらすじを一言でまとめます。

日本のマラソン発祥と言われる幕末の「安政の遠足」の群像劇

原作の「幕末まらそん侍」は1855年(安政2年)、安中藩主の板倉勝明が藩士の鍛錬のために、安中城門から碓氷峠の熊野権現神社まで走らせた現実の徒歩競走をモデルにしています。

いろんな思いを巡らせて走る侍たちの「まらそん」に、映画ではどんな物語が吹き込まれるのか。

主演は佐藤健で、小松菜奈や長谷川博己、中川大志や竹中直人が出演します。

目次・幕末まらそん侍

あらすじ
キャスト
wikiメモ
ツイッター
概要とスタッフ

あらすじ、幕末の侍たちがマラソン

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日本が時代の変わり目にあった幕末の安政二年(1855)。

安中藩の藩主の板倉勝明は藩士たちの不甲斐なさを投げていた。

藩主の板倉が考えたのが藩士たちを安中城門から碓氷峠の熊野権現神社まで走らせる徒競走「遠足」。

安中藩の藩士たちにとって突然、十五里(約58キロ)の「幕末マラソン」が命じられる。

しかし、これが行き違いにより幕府への反逆とみなされる。

藩士不在の城に安中藩のとり潰しを狙う刺客が送り込まれた。

たった一人、その危機を知った男は計画を阻止しようと動く。

行きはマラソン、帰りは戦い。

「安政の遠足」と呼ばれた幕末の侍たちによるマラソン大会が始まる。

キャスト 佐藤健と小松菜奈 長谷川博己や中川大志

唐沢 甚内 – 佐藤健
安中藩に潜入した幕府の隠密(スパイ)。
遠足参加中、藩の危機をいち早く察知する

雪姫 – 小松菜奈
安中藩主の娘。

辻村 平九郎 – 森山未來
藩の重役の息子で野心家の侍。

上杉 広之進 – 染谷将太
侍にあこがれる足軽でマラソンが得意。

植木 義邦 – 青木崇高
唐沢の上司。

栗田 又衛門 – 竹中直人
隠居を言い渡された侍。

五百鬼 祐虎 – 豊川悦司
安中藩に刺客を放つ幕府の大老。

板倉 勝明 – 長谷川博己
安中藩の藩主。

・出演が決定した俳優
木幡竜、小関裕太、深水元基、カトウシンスケ、岩永ジョーイ、若林瑠海、門脇麦、奈緒、中川大志、筒井真理子、阿部純子、ダニー・ヒューストン




Wikiwikiメモ、1956年には勝新太郎の映画「まらそん侍」

・キャスト陣の発表と共にYouTubeで特報映像も公開した(リンク

・原作は第1章から第5章まで分かれて、侍たちのまらそんの話が描かれている

・「安政の遠足」をテーマにした映画では1956年の映画「まらそん侍」があり、監督は森一生、キャストは勝新太郎、瑳峨三智子や三田登喜子など

・監督はハリウッドを拠点に活躍するイギリス人映画監督のバーナード・ローズ

・ロケは全て山形県の庄内で行い、撮影場所はスタジオセディック庄内オープンセットや羽黒山、三瀬海岸

・原作の映画化自体は2016年に公表されており、仮のタイトルは「SAMURAI MARATHON」だった

公式ツイッター




概要とスタッフ

映画公開日:2019年2月22日
公式サイト:リンク
公式ツイッターアカウント:@samuraimarathon
監督:バーナード・ローズ
プロデューサー:ジェレミー・トーマス
脚本:斎藤ひろし
原作:土橋章宏
原作発売日:2014年7月15日(角川春樹事務所)

・2019年の映画情報まとめ



映画「世界の中心で愛を叫ぶ(セカチュー)」病魔に苦しむ少女との恋愛物語

最終更新日:2017年4月11日

映画「世界の中心で愛を叫ぶ(セカチュー)」のあらすじまとめ

「セカチュー」ブームを作った邦画の名作が「世界の中心で愛を叫ぶ」。

興行収入85億円、観客動員数620万人と2004年の実写映画ではぶっちぎりの1位でした。

まず、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のあらすじを一言でまとめます。

病魔に苦しむ少女と少年の恋愛物語

映画「世界の中心で愛を叫ぶ」は「セカチュー」と呼ばれ、映画が公開された2004年にはかつてないセカチューブームを巻き起こしました。

物語で「世界の中心」の役割をになったオーストラリアのエアーズロックへの観光人気も高まったほど。

長澤まさみの出世作であり、いつまでも語り継がれる邦画の一つです。

では、ドラマや映画を解説する「あらすじ大全」が映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のあらすじをご紹介します。

あらすじ

サクと呼ばれる男性と律子という女性が結婚を控えていた。

律子は引越しの荷物の中から古いカセットテープを発見、そのテープの中身を聞いて失踪する。

律子の行き先はサクの故郷だった。

サクは律子を追い、自分の高校時代の記憶も思い出す。

サクは高校時代、アキという少女に初恋をした。

スポーツ万能で誰からも羨ましがられる美貌を持つアキ。

そのアキとサクは高校生らしい恋愛を進めていく。

二人はラジオでどちらの投稿が採用されるかを競う。

そこでサクはラジオに採用されるため、少女が白血病でも頑張っているという嘘をついた投稿をする。

しかし、サクはその投稿をきっかけに本当に白血病におかされていたアキとの関係がこじれる。

サクはアキの病魔と直面しながら悲しい恋愛を続けていく。

サクとアキの学生時代、子供だった律子も同じ場所で時を過ごしていた。

キャスト

松本朔太郎:大沢たかお(高校生時代:森山未來)
友人たちからサクと呼ばれる。
中学生時代に知り合ったアキと親密になるが、彼女が病魔に苦しむ過程に直面する。

藤村律子:柴咲コウ(少女時代:菅野莉央)
友人たちからリッちゃんと呼ばれる大人になったサクの婚約者。
サクの学生時代のアキとの思い出を発見して旅に出る。

廣瀬亜紀:長澤まさみ
サクの同級生でアキと呼ばれる。
スポーツ万能かつ美人で学校の人気者だが、重い病気を抱える。

重蔵(重じぃ):山崎努
サクやアキたちと同じ町に済み写真館を経営している。
サクやアキ、律子の人生の節目に出会う。



うんちくポイント、セカチュー

・「世界の中心で愛を叫ぶ」から通称「セカチュー」で映画の略称を流行させた作品の一つ

・校長先生の少女時代の写真は堀北真希

・劇中での南平写真館は「純愛の聖地庵治・観光交流館」として残り、観光客を受け入れている

・劇中でサクとアキが向かった無人島のロケ地は香川県高松市の稲毛島

・原作の発行部数は320万部を超え、国内の小説の最大発行部数を記録した

・大人になった二人が最後に向かったのがオーストラリアのエアーズロック

概要

監督:行定勲(映画「ナラタージュ」ドラマ「母になる」など)
製作:本間英行
主題歌:平井堅「瞳をとじて」
配給:東宝
挿入歌:佐野元春「SOMEDAY」、渡辺美里「きみに会えて」
映画公開日:2004年5月8日
原作:片山恭一(小学館、2001年4月)
漫画:一井かずみ(小学館「プチコミック」2004年1月号-2月号)
ドラマ:2004年7月2日〜9月10日、毎週金曜日TBS系列

映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のあらすじまとめ

以上、「あらすじ大全」でした。

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・現在放送中の2017年4月〜6月のドラマ情報のまとめはこちら