実写映画「累 ―かさね―」土屋太鳳と芳根京子、他人の顔を奪う女性のサスペンス

最終更新日:2018年7月14日
画像:イブニング

実写映画「累 ―かさね―」他人の顔を奪う女性のサスペンス

2013年からイブニングで連載中の「累 ―かさね―」が2018年9月7日の実写映画化が決定です。

まず、「累 ―かさね―」のあらすじを一言でまとめます。

醜い顔の少女が他人と顔を入れ替える口紅を手にして女優になる

原作の「累 ―かさね―」は伝説の女優の娘ながらも醜い顔で生まれた少女が他人と顔を入れ替える口紅を手にして変わっていく物語。

主人公のを演じるのは土屋太鳳と芳根京子による2人2役。

演技力を試される役柄をNHKの朝ドラ女優コンビがどうこなすかに注目です。

目次・累 ―かさね―

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
見所
ロケ地
概要とスタッフ

あらすじ、醜い顔の少女が他人と顔を入れ替える力を手にする

美しさと演技力で伝説の女優と言われた淵透世は若くしてこの世を去った。

その淵透世の娘の累(かさね)は母とは似ても似つかない醜い顔で子供時代からいじめられていた。

学芸会の演劇でもいじめられていた累は生前の母から教わった形見の口紅を使い、他人と顔を入れ替える力を手にする。

その口紅は12時間程度、自分と他人の顔を入れ替えられる不思議なものだった。

累は口紅の力で美貌を手にして、病気の美人女優たちとの出会いを使いながら女優としての人生を歩み始める。

しかし、淵透世の本当の娘である野菊は、口紅の力を使っている累を憎み復讐を考えていた。

キャスト、土屋太鳳に芳根京子 浅野忠信に横山裕

淵 累(ふち・かさね) – 芳根京子
口裂けた醜い顔に生まれていじめられてきた。
人間不信だが女優だった母の演技に憧れている。
母の形見の口紅を使い女優への道を歩みだす。

丹沢ニナ – 土屋太鳳
美しい顔を持って生まれた舞台女優。
女優として花開かずにいた所で累に出会う。

淵 透世(ふち・すけよ) – 檀れい
累の母親で美しい顔と演技力から伝説の女優と呼ばれた。
もともとは醜い姿だったが口紅の力を手にして女優として上り詰めるが若くして亡くなる。
過去を知る人からは誘(いざな)と呼ばれる。

羽生田 釿互(はぶた・きんご) – 浅野忠信
淵透世の過去と口紅の秘密を知る元演出家。
淵透世と同郷で累を女優として成功させようとする。

烏合 零太 – 横山裕(関ジャニ∞)
舞台に情熱を持つ新進気鋭の演出家。
ニナと累が想いを寄せるため、二人の対立も生む。

野菊(のぎく) – キャスト未発表
本物の透世の娘で累の異母妹。
美しい少女だが父に性的虐待を受け、戸籍も与えらずに苦しい人生を送っている。




Wikiwikiメモ

・原作の漫画は作者の松浦だるまが第19回イブニング新人賞優秀賞を受賞した連載デビュー作

・主演の二人は土屋太鳳が「まれ」、芳根京子が「べっぴんさん」の主演を務めたNHK連続テレビ小説の先輩・後輩コンビ

・土屋太鳳は「丹沢ニナ」と「ニナの顔をした累」、芳根京子は「累」と「累の顔をしたニナ」を演じるため二人二役という特殊な演じ方

・横山裕は「ラブシーンに関しては、ここまでガッツリなのは今までになかった」とコメント、二人のどちらかか両方との濃厚ラブシーンがある

・3月29日にYouTubeで特報動画を公開した(リンク)

公式ツイッター

見所、実写化では2人の女優が双方のキャラを演じる


「パトレイバー」などで有名な漫画家のゆうきまさみは実写映画「累 ―かさね―」について、「何人もの女優さんが一つの人格を演じることになるので、それは確実に見所になる」とコメントした。

「累 ―かさね―」の物語は主人公の累が他人の顔を奪い取りながら生きていく。

実写版で表現すると土屋太鳳と芳根京子が同じ「累」を演じる。

映画での一人二役などは一般的だが、二人二役は珍しいため話題になりそうだ。

ロケ地

・演劇シーンの撮影場所
名称:富士市文化会館ロゼシアター
住所:静岡県富士市蓼原町1750




概要とスタッフ

映画公開日:2018年9月7日
公式サイト:リンク
映画ツイッター公式アカウント:@kasane_movie
累-かさね-ツイッター公式アカウント:@kasane_fuchi
主題歌:Aimer「Black Bird」
監督:佐藤祐市
脚本:黒岩勉
プロデューサー:上原寿一
原作:松浦だるま
映画撮影期間:2017年8月4日〜9月7日
原作連載期間:2013年4月〜現在
映画発表日:2017年6月23日

・2018年の映画情報のまとめはこちら



映画「ラプラスの魔女」主演は櫻井翔、広瀬すずと福士蒼汰が共演、原作は東野圭吾

最終更新日:2018年5月4日

映画「ラプラスの魔女」主演は櫻井翔、広瀬すずと福士蒼汰が出演、原作は東野圭吾

成功の要素がすべてつまった映画「ラプラスの魔女」が2018年5月4日から公開しました。

まず、映画「ラプラスの魔女」のあらすじを一言でまとめます。

世界の全てを知る天才少女と不審な事件の物語

「ラプラスの魔女」は世界の物質の全ての情報を解析できる何者かがいれば、未来が全て見えるという「ラプラスの魔」を題材にした小説です。

原作は超人気作家の東野圭吾、そして映画版の主演に嵐の櫻井翔。

共演には若手で最大の人気を誇る広瀬すず、福士蒼汰。

豊川悦司に玉木宏、志田未来に高嶋政伸やリリー・フランキーなどこれでもかという豪華な布陣が揃いました。

目次・ラプラスの魔女

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
東野圭吾
ラプラスの悪魔とは
概要とスタッフ

あらすじ、あらゆる自然現象を見通す女 女を不審がる研究者と謎の男


資産家の映像プロデューサーが旅行先で死亡した。

死因は火山で発生する硫化水素ガスによる中毒死だ。

地球科学の研究者の青江修介は被害者が偶然にも硫化水素ガスがたまった場所にいるために起きた事故死だと断定する。

すると別の温泉地でも硫化水素ガスによる中毒死の事件が発生した。

青江は自然科学的見地からこれも不運な事故死だと判断する。

しかし、2つの事件の現場に羽原円華という謎の少女が居合わせていた。

円華はありとあらゆる自然現象を言い当てる悪魔のような女だった。

普通の人間ではあり得ないほどの計算能力を持つ円華。

警察や青江は円華が事件に関与しているのではないかと疑う。

円華は一人の男を追っており、そこで第3の事件が発生する。

キャスト、櫻井翔に広瀬すず 福士蒼汰

青江修介 – 櫻井翔(嵐)
地球科学の研究者で大学教授。
警察から不審な事件の調査を依頼される。
事件現場で出くわす謎の女を怪しむ。

羽原円華 – 広瀬すず
事件現場に居合わせる謎の女。
次に起こる自然現象を言い当てる特殊な頭脳を持つ「奇跡を計算できる女」。
独立行政法人の数理学研究所に所属している。

甘粕謙人 – 福士蒼汰
失踪した青年。
円華が行方を捜している。
ある事件で植物状態になり、特殊な手術で回復した。

甘粕 才生 – 豊川悦司
映画監督で甘粕謙人の父親。
家族を硫化水素で亡くしている。

奥西 哲子 – 志田未来
無愛想な青江の助手。
お人好しで天然な青江を心配している。

桐宮 玲 – TAO
円華を追跡する女で、その能力の秘密を知っている。

武尾 徹 – 高嶋政伸
警備保障会社に勤務していた元警察官。
円華の警備を請け負う。

中岡 祐二 – 玉木宏
不審な連続事件を追う刑事。
事故ではなく殺人ではないかと疑っている。

羽原 全太朗 – リリー・フランキー
脳外科医で円華の父。
昏睡状態の甘粕謙人の治療を行った。

羽原 美奈 – 檀れい
円華の母で巨大ハリケーンに巻き込まれて死亡した。

水城 千佐都 – 佐藤江梨子
硫化水素ガスで死亡した水城義郎の妻。




Wikiwikiメモ、「ラブプラスの魔女」ではない

・原作は超人気小説家の東野圭吾のデビュー30周年の記念作で累計発行部数は28万部超

・櫻井翔の映画主演は2014年の「神様のカルテ2」以来、4年ぶり

・主題歌はYouTube総再生回数は27億回超えでノルウェー出身のアラン・ウォーカーの「FADED/フェイデッド」

・題名は「ラプラスの魔女」であって「ラブプラスの魔女」ではない

・ロケ地の一つは福島県会津若松市のマルモ食堂が撮影場所

・2018年1月22日にYouTubeで予告をアップした(https://www.youtube.com/watch?v=LN1k2yAXab4

公式ツイッター

ピックアップ原作者、東野圭吾とは

東野圭吾(ひがしの・けいご)とは1958年2月4日生まれの小説家。

大学卒業後にデンソーで働きながら小説を書き1985年に「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家となる。

1998年の「秘密」で大ブレイク、2000年の「白夜行」、2006年の「容疑者Xの献身」、2012年の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」など数え切れない名作を発表した。

作風は王道の推理モノから社会派まで幅広く、理系出身の知識を生かした作品も多い。

絶妙などんでん返しのオチ、抜群に読みやすい文章で子供から大人まで幅広い層に人気。

定期的に新作を発表し続ける真面目な作家のために出版社からも大人気で、いくつもの作品がドラマ化、映画化されている。

解説、ラプラスの悪魔とは


ラプラスの悪魔とは世界の全てが把握できる超人的な概念のことでラプラスの魔物、ラプラスの魔とも呼ばれる。

物理学の分野の観点から全ての物質の力学的状態を把握してデータを解析する知能があれば、世界の不確実性がなくなり未来に何が起きるのかを予見、計算できると仮定した。

提唱したのはフランスの数学者、ピエール=シモン・ラプラス(1749年〜1827年)。

物理学が発展していく過程で、全てを計算し尽くせばいわゆる全知全能の神が存在し得るのではないかとの考え方が生まれた。

現在の量子力学では原子の位置と運動量の両方を正確に知ることは不可能という不確定性原理により、ラプラスの悪魔は実現しないとの見方が多い。

人工知能研究のレイ・カーツワイルが提唱する2029年に人工知能(AI)が人類よりも賢くなるシンギュラリティ、2045年にAIが全人類を合わせた知能をもつ技術的特異点などをラプラスの悪魔と引っ掛けて表現することもある。

ラプラスの悪魔は人の想像力をかきたてるためゲームや小説の題材で散見される。

概要とスタッフ 三池崇史と八津弘幸

映画公開日:2018年5月4日
公式サイト:リンク
ツイッター公式アカウント:@laplace_movie
監督:三池崇史(映画「ジョジョの奇妙な冒険、ダイヤモンドは砕けない 第一章」「無限の住人」など)
脚本:八津弘幸(ドラマ「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」など)
主題歌:アラン・ウォーカー「FADED/フェイデッド」
原作:東野圭吾
映画撮影期間:2017年3月16日〜4月下旬
配給:東宝
原作発売日:2015年5月15日(KADOKAWA)

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