NHK連続テレビ小説「まんぷく」朝ドラヒロインは安藤サクラ、相手役は長谷川博己 

最終更新日:2019年2月10日

NHK連続テレビ小説「まんぷく」2018年(平成30年)10月、朝ドラマの主役はインスタントラーメン

2018年10月1日から2019年3月末までのNHK連続テレビ小説、記念すべき99作目の主役はインスタントラーメンです。

まず、NHKドラマ「まんぷく」のあらすじを一言でまとめます。

失敗続きの事業からインスタントラーメンで革命を起こす夫婦の物語

モデルになるのは台湾出身の実業家で「チキンラーメン」と「カップヌードル」を開発、インスタントラーメン産業の創始者となった安藤百福(あんどう・ももふく)とその妻の仁子。

舞台は戦前から高度経済成長時代にかけての大阪で、登場人物や団体はフィクションとなります。

本作のヒロインはNHKの朝ドラとして初の子供を持つ母親で31歳の安藤サクラ、夫役は長谷川博己となります。

目次・まんぷく

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
安藤百福
歴代ヒロイン
概要とスタッフ

あらすじ、事業の成功と失敗を繰り返す夫と妻が奮闘

戦前の大阪で三人姉妹の末っ子の福子は貧しいながらも愛情いっぱいに育ってきた。

ある日、福子の父親代わりだった長姉が病気で亡くなってしまう。

次姉も結婚で家を出ていき、孤独になる福子。

そんな時、福子はバイタリティーあふれる青年実業家の萬平と出会う。

やがて二人は恋に落ち、結婚。

しかし、萬平はメリヤス、航空機エンジン、製塩、食品加工、金融など、次から次へと事業を手がけては成功と失敗を繰り返す。

夫に振り回され耐えるだけだった福子だが、やがて夫を支えて引っ張っていく強い女に変わる。

そして、事業に大失敗した最後の勝負、夫婦は世界に革命を巻き起こす「インスタントラーメン」を創り出す。

〜2月11日(月)からの第20週「できたぞ!福子!」〜

福子が天ぷらを作る様子を見て、ひらめいた萬平。

蒸した麺にスープをかけ油で揚げると、水分が蒸発。

できたカリカリ麺にお湯をかけた所、麺が柔らかく戻り、味もおいしい。

ついに新しいラーメンが完成かと、福子と子供たちは大興奮。

しかし萬平は「ここからだ」と商品化に向けて、最善のレシピを模索。

麺生地から作り直して完璧を求めていく。

キャスト、安藤サクラに長谷川博己 内田有紀に大谷亮平

〜福子と家族〜

今井(立花) 福子 – 安藤サクラ
無謀な夫と口うるさい母の間に立つ女性。
事業に成功しては失敗する夫に振り回される。
次第に強い女になり「「大丈夫。あなたはきっとやり直せます!」と夫を励ます。

立花 萬平 – 長谷川博己
福子の夫で日本一の商売人を目指す。
がむしゃらに前に進み穏やかな生活など考えもしない。

今井 鈴 – 松坂慶子
咲・克子・福子の三姉妹の母ながら武家の末裔で商売に理解が乏しい。
娘の結婚生活に口を挟まずにはいられない。

香田 克子 – 松下奈緒
福子の姉でハッキリと物を言う奔放な性格。
画家の忠彦と恋に落ち、周りの反対を押し切って結婚した。

香田 忠彦 – 要潤
克子の夫で穏やかな画家。
鳥を描くのが好きだったが、戦争が激化してくると、徴兵され戦地へと赴くことになる。

香田 タカ – 岸井ゆきの
忠彦と克子の娘で福子の姪。
萬平が開いた製塩所を福子に頼まれて手伝う。

今井 咲 – 内田有紀
福子と克子の姉で早くに亡くなった父の代わりに今井家を支えた。
非常に優しい性格で自分の幸せを後回してきたが、妹たちが大人になり結婚を決める。

小野塚 真一 – 大谷亮平
今井家の長女の咲の婚約者。
大手企業に勤めており口数は少ない。

〜ビジネス界〜

三田村 亮蔵 – 橋爪功
大阪商工会の会長で実業界の大物。
温厚で困っている人を見ると放っておけず、萬平と福子の危機を救おうとする。

世良 勝夫 – 桐谷健太
商社を経営している自信家。
福子の夫・萬平の技術と才能に惚れて親しくない萬平を「親友」と呼んだりする。

神部 茂 – 瀬戸康史
戦争で家も母も失った青年。復員後、
盗みに入った家で福子と萬平に出会い、二人を生涯支える従業員のリーダーとなる。

加地谷 圭介 – 片岡愛之助
萬平と会社を共同経営する営業担当。
気取った雰囲気があり理想に燃える萬平を冷ややかに見ている。

岡 幸助 – 中尾明慶
萬平が開いた製塩会社で働く従業員。
真面目な性格だが時に喧嘩をして迷惑をかける。

〜福子との仲良し三人娘〜

鹿野 敏子 – 松井玲奈
福子の女学校時代の仲良し三人娘の親友。
卒業後は薬科専門学校に通い戦時中に呉服屋と結婚、池田で福子と再会する。

池上 ハナ – 呉城久美
福子の女学校時代の仲良し三人娘の親友。
卒業後はタイピスト学校に通い戦時中に泉大津の地主と結婚、資金繰りで福子を助ける。

〜ホテルなど〜

保科 恵 – 橋本マナミ
福子が働くホテルの先輩でフロント係。
美人で華があり福子の憧れだがまったく交際経験がない。

野呂 幸吉 – 藤山扇治郎
福子が働くホテルで働く料理人。
福子に恋心を抱くも気持ちはまったく伝わらない。

牧 善之介 – 浜野謙太
お金持ちの歯医者で福子の長姉・咲にずっと恋心を抱く。
相棒は白馬の「蘭丸」で、福子が働くホテルで再会する。

〜その他〜

東 太一 – 菅田将暉
福と萬平の危機を救う若き秀才弁護士

リー・ビンガム – メイナード・プラント(MONKEY MAJIK)
ジョナサン・メイ – ブレイズ・プラント(MONKEY MAJIK)

萬平たちを逮捕する進駐軍の兵士。

チャーリー・タナカ – 岡崎体育
進駐軍に逮捕される萬平たちが収監される雑居房で、動向や発言を見張る日系人の兵士。

〜池田編〜

川上 アキラ – 加藤雅也
福子が池田で働き始める喫茶店「パーラー白薔薇」の店主。
間違った英語を日常的に多用、若い頃は俳優を目指していた人情派。

川上 しのぶ – 牧瀬里穂
「パーラー白薔薇」の店主アキラの妻で宝塚音楽学校の出身。
アキラに負けない関西弁の話し手で、2人の応酬が店の名物。

香田 吉乃 – 深川麻衣
香田克子と忠彦の次女でタカの妹でマイペース。
元たちばな塩業のあるメンバーと複雑な恋模様に。

語り – 芦田愛菜




Wikiwikiメモ

・ドラマのモデルの安藤百福はインスタントラーメン産業の創始者で日清食品(日清食品ホールディングス)の創業者

・安藤百福は日本で「チキンラーメン」と「カップヌードル」を開発した

・大阪府池田市には安藤百福の業績を記念した「カップヌードルミュージアム 大阪池田」がある

・安藤百福の妻の仁子を取材した本は一冊も出ていないため、本作はオリジナルの要素が強い

・主題歌は連続テレビ小説・第48作「ひらり」」の「晴れたらいいね」以来2回目となるドリカムの「あなたとトゥラッタッタ♪」で、同一アーティストが2回目の主題歌を制作し歌うのは連続テレビ小説史上初

公式ツイッター




ピックアップ・モデル、安藤百福とは

安藤百福(あんどう・ももふく)とは1910年3月5日に生まれて2007年1月5日に亡くなった実業家。

台湾出身で戦争の流れで国籍は大日本帝国→中華民国→日本。

父の遺産を元手に20歳前半から繊維の商社を始めて日本の大阪に進出、精密機械や飛行機エンジンの部品製造を手がけた。

第二次世界大戦での空襲により工場が焼失、製塩事業を始めて成功するもGHQに目をつけられて収監されるなど波乱の人生を送る。

会社の倒産で無一文になったところ、仁子夫人と麺を油で揚げて乾燥させる「油熱乾燥法」を発明した。

1958年8月25日に世界でも類を見ないインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売する。

1958年に社名を「日清食品」に変え、1971年9月18日に世界初のカップ麺「カップヌードル」を国内で発売した。

1972年2月の連合赤軍あさま山荘事件で機動隊員がカップヌードルを食べる姿がテレビ放送されて人気に火が付く。

財団法人を設立して食とスポーツ文化の普及に尽力、2007年1月5日に享年98で亡くなる。

2010年2月27日、京セラドーム大阪の社葬では歴代の首相が参列、その翌月に仁子夫人が92歳で亡くなった。

朝の連続テレビ小説、歴代ヒロイン

2019年上期:100作目「夏空」広瀬すず

2018年下期:99作目「まんぷく」安藤サクラ

2018年上期:98作目「半分、青い。」永野芽郁
2017年下期:97作目「わろてんか」葵わかな
2017年上期:96作目「ひよっこ」有村架純
2016年下期:95作目「べっぴんさん」芳根京子
2016年上期:94作目「とと姉ちゃん」高畑充希
2015年下期:93作目「あさが来た」波瑠
2015年上期:92作目「まれ」土屋太鳳
2014年下期:91作目「マッサン」シャーロット・ケイト・フォックス
2014年上期:90作目「花子とアン」吉高由里子
2013年下期:89作目「ごちそうさん」杏
2013年上期:88作目「あまちゃん」能年玲奈




概要とスタッフ

ドラマ放送日:2018年(平成30年)10月1日〜2019年(平成31年)3月30日(全151回)
放送局:NHK総合
公式サイト:リンク
ツイッター公式アカウント:@asadora_bk_nhk
脚本:福田靖
制作統括:真鍋斎
プロデューサー:堀之内礼二郎
演出:渡邊良雄、安達もじり
音楽:川井憲次
主題歌:DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
原作:オリジナル
ドラマ発表日:2017年11月14日
ドラマ撮影期間:2018年5月1日から

・1作前(98作目)の朝ドラ情報まとめ

・1作後(100作目)の朝ドラ情報まとめ

・2019年月4〜6月のドラマ情報のまとめ



NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」さいごうどんに鈴木亮平、坂本龍馬を小栗旬

最終更新日:2018年4月9日

NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」主演は鈴木亮平

2018年1月7日から日曜20時のNHK大河ドラマの主役は西郷隆盛で鈴木亮平が演じます。

まず、ドラマ「西郷どん」のあらすじを一言でまとめます。

2度の島流し、3度の結婚を経験した波乱万丈の人気者

西郷どんの主役である西郷隆盛は島流しや再婚を繰り返し、大波乱の人生を生き抜いた英雄です。

西郷隆盛は誰からも好かれる人物だったと言われ、現代の歴史の人物の好感度ランキングでも常に上位に位置する。

原作は林真理子の小説「西郷どん!」です。

目次・西郷どん

あらすじ
キャスト
wikiメモ
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歴史
概要とスタッフ

あらすじ、お人好しの西郷は島流しなど波乱万丈


江戸幕府の長い治世が続き、海外の列強からの圧力が増してきた1800年代。

薩摩の国で西郷隆盛は貧しい下級武士の家で育つ。

西郷は自分の弁当を他人に与えて笑うようなお人好しだった。

薩摩藩主の島津斉彬はそんな西郷を重宝する。

西郷も斉彬に心酔し、薩摩藩のために江戸や京に渡って仕事をこなす。

しかし、混乱の世の中では西郷の実直さも通じない時がある。

江戸幕府の改革をしようとするも失敗、2度の島流しの憂き目にあう。

方々での生活では3度の結婚を経験しながら西郷は成長する。

多くの仲間たちを愛し愛される西郷は勝海舟や坂本龍馬らと出会い日本を改革する明治維新を成し遂げていく。

キャスト、鈴木亮平に瑛太 黒木華に渡辺謙

〜主要人物〜

西郷 隆盛(さいごう・たかもり) – 鈴木亮平(幼少期:渡邉蒼)
薩摩生まれの下級武士で幼名は小吉、吉之助。
大柄で豪快な性格で誰からも愛される。
薩摩藩のために我が身をいとわず日本を奔走する。

大久保 利通(おおくぼ・としみち) – 瑛太(幼少期:石川樹)
薩摩藩出身で西郷とは幼なじみで幼少は正助。
冷静な理論家で恐れられていたが家庭では優しい父親。
西郷隆盛、木戸孝允と並んで「維新の三傑」と呼ばれる。
西南戦争では政府軍を指揮して西郷率いる士族の反乱軍と対決する。

島津斉彬(しまづ・なりあきら) – 渡辺謙
高い知識と洞察力を持った島津家第28代の当主。
貧しい下級武士の西郷の才能を見つけて大抜擢する。
西郷にとって生涯の師であり偉大なる父。

岩山 糸(いわやま・いと) – 黒木華(幼少期:渡邉このみ)
子供の頃から西郷が好きで、大人になってから西郷の3人目の妻となる。

坂本 龍馬(さかもと・りょうま) – 小栗旬
土佐藩出身で脱藩した後は志士として活動する。
犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩の間を取り持ち、薩長同盟を仲介する。

〜西郷家〜

満佐 – 松坂慶子
西郷隆盛の母で肝っ玉母さん。

西郷吉兵衛 – 風間杜夫
西郷隆盛の父親で優しさを持つがダメ親父な面も。

琴 – 桜庭ななみ(幼少期:栗本有規)
西郷隆盛の妹(長女)で弟妹たちの面倒を見る。

西郷吉二郎 – 渡部豪太(幼少期:荒井雄斗)
西郷隆盛の弟で兄に変わって家を支える。

西郷熊吉 – 塚地武雅
西郷家の使用人で義理人情に厚い男。

西郷龍右衛門 – 大村崑
西郷隆盛の温厚な祖父。

西郷きみ – 水野久美
西郷隆盛の祖母で貧しくてもたくましく生きる。

西郷従道(信吾) – 錦戸亮
血気盛んな西郷家の三男。

〜島津家〜

於一(篤姫) – 北川景子
島津家の分家の娘で13代将軍の徳川家定の正室候補になる。
一方で西郷隆盛との恋心が芽生えていく。

赤山靭負 – 沢村一樹
薩摩の名門の人物で島津斉彬を次期藩主に押し上げようとする。

桂久武 – 井戸田潤
赤山靭負の弟で西郷隆盛を生涯に渡って支える。

島津斉興(しまづ なりおき) – 鹿賀丈史
島津家の第27代当主の薩摩藩主。
藩主の座を譲らず島津斉彬の一派を弾圧する。

由羅 – 小柳ルミ子
島津斉興の側室で島津斉彬に厳しい。

島津久光(しまづ・ひさみつ) – 青木崇高
島津斉興と由羅の子で、異母兄の島津斉彬に憧れている。
兄の死で薩摩藩の最高権力者となり、自分を田舎者扱いする西郷と対立する。

山田 為久(やまだ・ためひさ) – 徳井優
島津斉彬の側近で主君に翻弄される。

喜久(きく) – 戸田菜穂
島津斉彬の側室として多くの子供を産むも、幼い子供たちが早逝していく。

調所広郷 – 竜雷太
財政難にあった薩摩藩を立て直す逸材。

〜大久保家〜

大久保次右衛門 – 平田満
大久保利通の父で西郷隆盛も息子のように思っている。

大久保福 – 藤真利子
大久保利通の優しい母。

大久保満寿 – ミムラ
大久保利通の妻。

〜獄中の仲間〜

大山格之助(綱良) – 北村有起哉(幼少時代:犬飼直紀)
西郷隆盛の子供時代からの仲間で豪快な親分肌。

有村俊斎(海江田信義) – 高橋光臣(幼少期:池田優斗)
11歳から島津斉興の茶坊主として出仕、世渡り上手なお調子者。

村田新八 – 堀井新太(幼少期:加藤憲史郎)
西郷隆盛の弟分でどこまでも付き従う。

有馬新七 – 増田修一郎
1歳年下の西郷隆盛に一目置く幼馴染。

〜その他〜

井伊直弼 – 佐野史郎
近江彦根藩主で恐怖政治により徳川家ファーストを掲げる。

ふき – 高梨臨
貧しい農民の娘。

タマ – 田中道子
品川宿にある宿屋「磯田屋」に働く給仕でふきの同僚。

幾島 – 南野陽子
於一(篤姫)の女中頭。

愛加那 – 二階堂ふみ
島送りとなった西郷と恋に落ちる現地の女。

阿部正弘 – 藤木直人
備後福山藩主で幕政改革を推し進める。

月照 – 尾上菊之助
薩摩藩と縁のある住職。

徳川家定 – 又吉直樹
江戸幕府13代将軍で篤姫の夫。

徳川斉昭 – 伊武雅刀
前水戸藩主で徳川慶喜の実父。

語り:西田敏行




Wikiwikiメモ、2018年は明治維新150周年

・2018年は明治維新から150年にあたる

・西郷隆盛が主人公の大河ドラマは1990年の「翔ぶが如く」以来、28年ぶり2作目

・西郷隆盛は文政10年12月7日(1828年1月23日)に生まれ、明治10年(1877年)9月24日)に死去した

・西郷隆盛の自画像として有名な絵は画家のエドアルド・キヨッソーネが西郷の弟といとこを参考に想像で描いたもの

・ドラマに先行して林真理子原作で日高建男の漫画「西郷どん!」が2017年3月4日の月刊コミックフラッパー4月号(KADOKAWA)でスタートした

・幾島役の斉藤由貴は不倫報道を認めて出演を辞退、南野陽子に変更になった

・「語り」は当初、市原悦子を予定していたが体調の問題により西田敏行に変更した

・初回視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で歴代ワースト2位、ワースト1位は1989年の「春日局」の14.3%だが初回放送は元日だったため、「西郷どん」が実質ワーストと言われた

公式ツイッター

西郷隆盛の歴史

・薩摩藩で奮闘するも島流しに

文政10年12月7日(1828年1月23日)、現在の鹿児島県鹿児島市加治屋町で生まれる。

天保10年(1839年)、仲間たちの喧嘩の仲裁で大怪我を負い、刀を握れなくなり学問一筋で生きると決めた。

嘉永5年(1852年)、伊集院兼寛の姉・須賀と結婚。

安政元年(1854年)、薩摩国の藩主の島津斉彬の江戸参勤に際して江戸に赴き、碩学・藤田東湖などから教えを受ける。

安政5年(1858年)、藩主の斉彬が逝去、主の意思をつぎ大老・井伊直弼を排斥して幕府を改革しようとするが失敗、逃亡生活に入る。
幕府の追求を恐れた薩摩藩から追放命令を受け、絶望して自殺未遂を図るも生存。

安政6年(1859年)、薩摩藩から奄美大島への潜居を命じられて隠居生活に。
奄美大島では龍家の一族、佐栄志の娘・とまを島妻とする。

・中立の立場を守りつつも長州藩を撃退

文久2年(1862年)、薩摩藩から許可をもとに仕事に復帰する。
大阪に赴き、激派志士たちの京都焼き討ちなどを止めようとするも西郷が志士を煽動していると藩に伝わり捕縛され、沖永良部島(奄美大島の離島)まで飛ばされる。

元治元年(1864年)、大久保利通らの勧めもあり薩摩藩に復帰、京都に赴任して外夷との密貿易を行っていた薩摩商人の取り締まりなどに奮闘する。

元治元年7月19日(1864年8月20日)、禁門の変。京都に長州勢が押し寄せてきており、西郷は幕府の出兵命令は断るも長州勢を撃退する。長州か幕府による朝廷の独占を阻止する中立の立場を維持する。

元治元年(1864年)、長州藩追討の朝命(第一次長州征伐)が出て長州藩征伐の任にあたるも、勝海舟と出会い長州藩三家老の処分などで穏便に済ませることに成功する。




・大政奉還、江戸城明け渡しと大活躍

慶応元年(1865年)1月28日、家老座書役・岩山八太郎直温の二女・イト(絲子)と結婚。

慶応2年(1866年)1月、薩長同盟。小松帯刀邸で犬猿の仲だった長州藩の桂小五郎と薩長提携六ヶ条を密約した。提携書に裏書きしたのは坂本龍馬。

慶応3年(1867年)、土佐藩と共謀して幕府を武力で倒す薩土討幕の密約を交わして幕府への圧力を強めていく。

慶応3年12月9日(1868年1月3日)、江戸幕府を廃絶して摂政・関白等を廃止。代わりに新政府の樹立を宣言した王政復古の大号令の発布に成功する。

慶応4年(1868年)、旧幕軍と、新幕府の先鋒隊の薩長の守備隊が衝突し、鳥羽・伏見の戦いが始まる(戊辰戦争開始)。
西郷は新幕府軍として旧幕府軍と戦い、勝海舟との会談を経て旧幕府軍の江戸城明け渡し(無血開城)に成功する。

・新幕府と揉めて地元に帰り、士族の反乱軍の盟主に

明治4年(1871年)、岩倉具視らが欧米各国との条約改正の外交使節団として海外に赴き、西郷は三条実美らと共に留守内閣(留守政府)を任せられる。

明治元年(1868年)、李氏朝鮮が維新政府の国書の受け取りを拒絶。西郷は武力ではなく、自分が全権大使になる(遣韓大使論)を主張する。外遊から帰国した木戸孝允・大久保利通らの内治優先論が決定され、西郷は辞職して鹿児島に帰った。

明治9年(1876年)、廃刀令などで士族が帯刀と知行地など特権を奪われて怒りを感じ、各地で士族の乱が起きた。
1877年(明治10年)、西南戦争。鹿児島の士族たちが幕府に反乱を起こす。西郷は盟主となり軍議などに顔を出していたが、最終的には戦闘の指揮に立つ。

1877年(明治10年)9月24日、政府軍の攻撃を前に命を絶つ。

概要とスタッフ

ドラマ放送日:2018年1月7日スタート、毎週日曜20時(全50回)
公式サイト:リンク
公式ツイッターアカウント:@nhk_segodon
脚本:中園ミホ(「Doctor-X」シリーズ、NHK連続テレビ小説「花子とアン」など)
原作:林真理子
ドラマ撮影期間:2017年夏から
制作統括:櫻井賢
演出:野田雄介、梶原登城
初回視聴率:15.4%

・2018年1月スタートの冬ドラマのまとめ

・2018年4月〜6月のドラマ情報のまとめ

・1作後のNHK大河ドラマ「いだてん」情報のまとめ