ドラマ「黒革の手帖」武井咲が銀座の女王 原作は松本清張

最終更新日:2017年8月16日

ドラマ「黒革の手帖」武井咲が銀座の女王に

何度もドラマ化されてきた松本清張の名作が武井咲主演で2017年7月20日、毎週木曜よる9時からテレ朝で放送です。

まず、「黒革の手帖」のあらすじを一言でまとめます。

悪女が銀座の最年少ママとなり華やかな戦いを繰り広げる

1978年から1980年に連載した「黒革の手帖」が原作となったドラマの2004年版では武井咲の事務所の先輩の米倉涼子の出世作ともなりました。

2017年版で武井咲が24歳の最年少のクラブのママとなり、新しい「黒革の手帖」を作ります。

武井咲の相手役となるのは江口洋介、運営するクラブで働くホステスたちを仲里依紗や内藤理沙が演じます。

目次・黒革の手帖

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
ゴリ押し批判
ロケ地
概要とスタッフ

あらすじ、銀行員が横領して銀座で最年少のママになる

原口元子は父親が亡くなった後に母親が背負った借金の返済に悩んでいた。

東林銀行で派遣社員として働く給料では足りず、元子は銀座のクラブでホステスとしても働いていた。

元子は昼は銀行員、夜はホステスと働いてなんとか親の借金を返済したものの、銀行で派遣切りの目にあってしまう。

金持ちを目にして生きたてきた元子は銀行への復讐を決意、違法の口座からお金を奪い取り総額1億8000万円を横領した。

さらには違法な借名口座のリスト「黒革の手帖」を武器にして銀行と交渉、銀座の一等地でクラブ「カルネ」をオープンする。

元子は銀座最年少のママとなり、夜の世界で華やかな戦いを繰り広げていく。

キャスト、武井咲に江口洋介 仲里依紗に滝藤賢一

原口元子(はらぐち・もとこ) – 武井咲
親の借金を返済するため昼の銀行と夜のホステスで働いてきた。
派遣切りにあった銀行で違法な口座から金を横領した。
銀座で最年少ママとなってクラブ「カルネ」を運営する。

安島富夫 – 江口洋介
衆議院議員の公設秘書。
政略結婚する野心家だが、元子との恋に悩む。

山田波子 – 仲里依紗
元子と同じ東林銀行の派遣社員でクラブ「カルネ」のホステスとして働き出す。
若く美しい女で元子のライバルになっていく。

村井亨 – 滝藤賢一
元子が働く東林銀行の世田谷北支店の次長。

牧野 – 和田正人
元子が通う美容室の店長でオネエ。

島崎すみ江 – 内藤理沙
料亭の仲居だがホステスとして働くことになる。

橋田常雄 – 高嶋政伸
上星ゼミナール理事長。

岩村叡子 – 真矢ミキ
元子が最初に働く銀座のクラブ「燭台」のママ。

楢林謙治 – 奥田瑛二
楢林クリニックの院長。

中岡市子 – 高畑淳子
楢林クリニックの看護師長で院長の愛人。

長谷川庄治 – 伊東四朗
政財界の実力者。



Wikiwikiメモ、2004年の米倉涼子版は高視聴率

・松本清張の「黒革の手帖」は連続ドラマ、スペシャルドラマ、舞台などの原作として人気

・これまで主人公の原口元子をドラマで演じてきたのは米倉涼子(2004年)、浅野ゆう子(1996年)、大谷直子(1984年)、山本陽子(1982年)

・2004年の米倉涼子版の平均視聴率は15.7%、最高視聴率17.7%だった

・2004年版で出演したのは米倉涼子のほか釈由美子や吉岡美穂、仲村トオルや柳葉敏郎

公式ツイッター、悪女たち




初回視聴率は11.7%の好発進 武井咲はゴリ押し批判を覆せるか

武井咲のドラマ出演が決まるたびに、ネットで上がってくるのが「ゴリ押し」との批判の声。

武井咲はオスカープロモーションに所属、現在23歳ながらデビュー11年目で数え切れないほどのドラマに出演しています。

あまりにドラマに多く出演するため「また武井咲か」との批判も多い。

テレビ局が米倉涼子を人気ドラマ「ドクターX」に出演させたいため、バーターで同じ事務所の武井咲をドラマに出演させているのではないかとの意見は頻繁に目にします。

ただ、同じくゴリ押しで批判されてきた同じ事務所の剛力彩芽は2017年4月からのドラマ「女囚セブン」で初回視聴率7.5%と同時間帯では驚異的な数字を叩き出して意地を見せました。

「黒革の手帖」は初回視聴率が11.7%と昨今のドラマとしては好スタート、武井咲の奮闘に期待です。

ロケ地

・クラブ、カルネがあるビル
名称:コルティーレ銀座IVビル
住所:中央区銀座8-5-18

・銀座の老舗クラブ、ルダン
名称:Club Mythos(クラブ・ミトス)
住所:東京都港区六本木3丁目8−18

・料亭梅村
名称:よし邑
住所:東京都板橋区蓮根2丁目19−12

・銀座天川
名称:銀座天川
住所:東京都中央区 銀座8-5-19

概要とスタッフ

ドラマ放送日:2017年7月20日、毎週木曜21時
放送局:テレビ朝日
公式サイト:リンク
ツイッター公式アカウント:@kurokawaTVasahi
監督:本橋圭太、片山修
脚本:羽原大介(NHK連続テレビ小説「マッサン」アニメ「プリキュアシリーズ」など)
ゼネラルプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:中川慎子、菊池誠、岡美鶴
主題歌:福山雅治「聖域」
ドラマ発表日:2017年5月18日
初回視聴率:11.7%
原作:松本清張
原作連載期間:1978年〜1980年(週刊新潮)

・2017年7月〜9月のドラマ情報のまとめはこちら






NHKドラマ「神様からひと言」クレーム処理物語に小出恵介、段田安則と岸井ゆきの

最終更新日:2017年6月8日

NHKドラマ「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」主演は小出恵介も放送中止に

現代のクレーム処理をテーマにした物語がNHKで2017年6月10日の土曜20時から放送開始の予定でした。

始まるはずだったのは小出恵介が主演でクレーム処理をしながら自社の問題点に気づく物語。

食品会社にあるお客様相談室の人たちの苦労と努力を描いた物語で撮影は終わっていました。

直木賞作家の荻原浩を原作にしたドラマでキャストは段田安則と岸井ゆきのなど。

小出恵介の所属事務所アミューズは6月8日、公式ホームページで小出恵介の「未成年の方と飲酒及び不適切な関係」の発覚のため、無期限活動停止にすると発表しました。

NHKも同日、ドラマ「神様からひと言」の放送中止を決定しました。

目次・神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~

あらすじ
キャスト
wikiメモ
週刊誌報道により放送中止に
神様って誰
概要とスタッフ

あらすじ、食品会社に転職した男がお客様相談室に配属


曲がったことが嫌いな佐倉凉平は会社で上司と対立しがちだ。

大手広告会社に務めるも人間関係の悪化が原因で珠山食品に転職する。

新しい会社でも佐倉は上司と喧嘩をしてしまい、「お客様相談室」に配属される。

一般消費者の顔をしたクレーマーたちを相手にする仕事は佐倉にとっても厳しいものだ。

そんな珠山食品のお客様相談室には特徴的な人間がいる。

普段は適当に見えるがクレーム処理になると天才的な能力を発揮する先輩、社長の秘密を知る若い女性、責任を取らない室長。

先代社長のおめかけの大株主は最強のクレーマーとなって佐倉を悩ませる。

そんな仲間たちと一緒になり佐倉がクレーム処理に真剣に向き合っていくと、会社の旧態依然とした悪しき体質が浮き彫りになっていく。

キャスト、小出恵介に段田安則 岸井ゆきの吉沢悠

佐倉凉平 – 小出恵介
大手広告代理店から珠川食品に転職してきた33歳の男。
熱血漢で上司に逆らい、お客様相談室に異動させられる。

篠崎薫 – 段田安則
お客様相談室に所属する無責任でギャンブル好きな男。
尊敬できる人間ではないがクレーム処理の達人。

宍戸由里 – 岸井ゆきの
社長秘書だったがお客様相談室に配属された。
社長の秘密を知っている。

本間吾郎 – 三宅弘城
自分で責任は取らないお客様相談室の室長。

山内豊 – 吉沢悠
珠川食品剣道部の元主将。
不器用でお客様相談室のお荷物的な存在。

玉山政彰 – 小泉孝太郎
珠川食品の若い二代目社長。
会社の文化を変えようと意気込む。

佐倉君代 – 市毛良枝
女で一つで凉平を育てた母。

吉野美津 – 草笛光子
元芸者で先代社長のおめかけ。
現在は珠川食品の大株主でクレーマー。




Wikiwikiメモ、2006年版は伊藤淳史主演のドラマ

・原作は2002年に発売、2006年12月24日にWOWOWで古厩智之監督、伊藤淳史主演でドラマを放送した

・原作の発売から15年が経過した2017年のNHK総合でのドラマ版は現代のテイストを加えてネット炎上などのテーマを盛り込む予定だった

週刊誌報道で放送中止に、「未成年の方と飲酒及び不適切な関係」


ドラマ「神様からひと言」は6月10日から放送を開始する予定でした。

ただ、放送前日の9日の週刊誌フライデーで主演の小出恵介が「未成年との飲酒、交遊」について書かれました。

所属事務所のアミューズは公式サイトにて週刊誌報道の事実を認め、小出恵介を無期限活動停止にしました。

ドラマ「神様からひと言」の枠には2017年1月10日にBSプレミアムで放送した「幕末グルメ ブシメシ!」に差し替えとなります。

「幕末グルメ ブシメシ!」は主演が瀬戸康史で田中圭や吉田沙保里、戸田恵子や草刈正雄らが出演する幕末純情グルメドラマ。

小出恵介の芸能活動停止によりNHKではBSプレミアムで7月24日と29日に予定した「のだめカンタービレ 最終楽章(前・後編)」も放送中止になりました。

タイトルの神様って誰、三波春夫の名言「お客様は神様です」には誤用も

「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」の「神様」とはいったい誰のことでしょうか。

主人公がお客様相談室という設定からわかるように、本作での神様とはお客様のことです。

この物語ではお客様のひと言「クレーム」から自分の会社の姿勢を見直していくというテーマが含まれています。

「お客様は神様です」と言えば演歌歌手の三波春夫の名言。

もっとも、三波春夫のオフィシャルサイトでは「俗に言う“クレーマー”には恰好の言いわけ、言い分になってしまっているようです」と説明しています。

昨今では「お客様は神様」を乱用して悪質なクレーム事件が目立ちます。

ドラマ「神様からひと言」が現代のクレームをどう解釈し表現するのかに注目ですね。



概要とスタッフ(当初の予定)

ドラマ放送日:6月10日スタート、毎週土曜よる8時15分から(全6回)
放送局:NHK総合
公式サイト:リンク
脚本:羽原大介(連続テレビ小説「マッサン」アニメ「プリキュアシリーズ」など)
音楽:中川幸太郎
演出:佐々木善春、中野亮平、泉並敬眞
プロデューサー:尾崎裕和
制作統括:真鍋斎
原作:荻原浩
原作発売日:2002年10月25日

・現在放送中の2017年4月〜6月のドラマ情報のまとめはこちら

・2017年7月〜9月のドラマ情報のまとめはこちら