実写映画「セイント星矢」まさかの実写化、中国向け

最終更新日:2018年4月20日
画像:東映アニメーション聖闘士星矢30周年公式サイト

「聖闘士星矢(セイント星矢)」まさかの実写化、中国向けに配給

「燃えろ!俺の小宇宙(コスモ)!」。

昭和時代の最後に華々しく輝いた伝説の漫画が禁断の実写化に踏み切ります。

セイント星矢の実写映画は日本人による日本人向けの作品ではありません。

東映アニメーションと、東映作品の中国配給を手掛ける香港の「A Really Good Film Company(ARGF)」が共同で製作、英語をベースにして中国向けに公開する予定です。

少年ジャンプの歴史的な傑作の実写化と言えば2009年のドラゴンボールの悲劇が有名。

果たしてセイント星矢の実写化は成功するのか、そもそも日本で話題になるのか。

続報に注目です。

目次・聖闘士星矢

あらすじ
キャスト
wikiメモ
注目セイント
概要とスタッフ

あらすじ、黄金聖闘士編(十二宮編)を採用か

セイント星矢で最も人気があったのが黄金聖闘士編(ゴールドセイント編)です。

誕生日などで有名な各12星座ごとに強烈なゴールドセイントたちが主人公を待ち構える。

グレートホーンの使い手アルデバラン、最も神に近い男シャカ、エクスカリバーのシュラなど1970年〜1980年生まれの男性にとっては思い出のキャラたち。

当時の少年達は漫画を読んで自分の星座のキャラクターに関心を持ち、デスマスクという卑劣なセイントを割り振られた蟹座の子供達がショックを受けたほど。

実写化でもゴールドセイント編がストーリーに採用される可能性は高そうですね。

キャスト

2017年時点ではキャストは全くの不明です。

日本人が演じるのか、アメリカ人か、中国人か、はたまたギリシャ人が演じるのか。

実写映画「セイント星矢」はいわゆるハリウッド映画ではないため、奇抜なキャスティングにもなりそうです。



Wikiwikiメモ、ドラゴンボール実写化は脚本家が謝罪

・セイント星矢の実写映画化は2017年のフランスでのカンヌ国際映画祭で発表、英Screen Dailyが報じた

・セイント星矢の英語タイトルは「Saint Seiya:Knights Of The Zodiac」

・製作総指揮を務める東映アニメーション会長の森下孝三はアニメ版「聖闘士星矢」初代シリーズの監督とプロデューサーだった

・1986年〜1989年から放送したアニメのオープニングテーマ「ペガサス幻想」は「抱きしめた、心のコスモ」のフレーズで始まりテンションが高く、アニメ声優のライブなどで披露されることも多い

・少年ジャンプで世界的な人気漫画「ドラゴンボール」は2009年にハリウッド版「DRAGONBALL EVOLUTION」として実写化した。
その酷い出来具合に原作者の鳥山明も批判、2016年に脚本を手がけたベン・ラムシーが謝罪するという事態に陥った。

・2017年7月21日には「ワンピース」も海外実写ドラマ化が決定してジャンプファンを騒然とさせている

注目セイント、アルデバランにデスマスク、シャカ


・牡牛座(タウラス)のアルデバラン

屈強な体を持つ剛の者で得意技はグレートホーン。

主人公の星矢たちが十二宮にやってきて、最初に戦うゴールドセイント。

星矢たちをブロンズセイントとあなどり余裕をかまして腕組みのまま戦う。


・乙女座(バルゴ)のシャカ

最も神に近い男と言われる実力者。

自分の前に現れた星矢たちを一瞬にして葬り去り、不死身と言われたフェニックス一輝をこれでもかと追い詰める。

冷静沈着で聡明な男のイメージは強いが、原作では「唯一つ神と違うのは弱者への慈悲心が無いこと」と語り星矢たちをボロクソにけなす。

続編なども含めてセイント星矢シリーズで最強キャラとの声が多い。

・蟹座(キャンサー)のデスマスク

殺戮を好む残虐な性格で教皇の悪事を知りつつも仕えていた男。

相手の魂と肉体を分離させて冥界へ落とす一撃必殺の積尸気冥界波(せきしきめいかいは)の使い手。

漫画でのゴールドセイントたちは気高くプライドを持つ人間が多いが、デスマスクだけはクズ。

そのため、連載当時に小学生で蟹座生まれの男性はデスマスクを嫌いな人が多い。



概要とスタッフ

映画公開日:ー
公式サイト:ー
ツイッター公式アカウント:ー
監督:トメック・バギンスキー
プロデューサー:池澤良幸(東映アニメーション)
エグゼクティブプロデューサー:車田正美、森下孝三(東映アニメーション)
製作総指揮:森下孝三
開発、製作:東映アニメーション、A Really Good Film Company Limited(ARGF)
原作:車田正美
原作連載期間:1985年〜1990年(週刊少年ジャンプ)






映画「孤狼の血(ころうのち)」役所広司と松坂桃李が演じる警察小説×仁義なき戦い

最終更新日:2018年5月25日

映画「孤狼の血(ころうのち)」 東映が日本映画界を代表するキャストを揃える

昭和後期の警察と暴力団でのアウトローの世界を描いた映画「孤狼の血」が2018年5月12日に公開しました。

まず、映画「孤狼の血」のあらすじを一言でまとめます。

昭和後期の警察と暴力団の黒い世界

柚月裕子が原作の「孤狼の血」は昭和後期、暴対法が成立前の暴力団の抗争と警察の闇を描いた物語です。

東映が「日本映画界を代表するスタッフ・キャスト」と自慢する布陣は役所広司や松坂桃李、真木よう子や石橋蓮司に江口洋介。

さらに続編の製作も決定しました。

目次・孤狼の血

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
概要とスタッフ
原作のネタバレ

あらすじ、違法行為を繰り返す刑事の大上


昭和63年の広島。

新人刑事の日岡は捜査二課で暴力団に対応する大上の下に付くことになった。

傍若無人な大上は暴力団との癒着が噂されており、警察上層部の弱みを握っているとの話もある。

違法行為を繰り返しながら捜査を進める大上を見て日岡は戸惑う。

そんな時、少数精鋭で武闘派の尾谷組と大組織の仁正会の抗争が激しくなっていく。

どちらの暴力団とも顔が効く大上は暴力団の抗争を阻止しようと動く。

日岡は次第に大上を信頼するようになる。

しかし、暴力団の抗争は激しくなり大上と日岡にも危険が及ぶ。

暴力団の抗争、警察内部でのしがらみの中で日岡は正義とは何かを模索する。

キャスト、役所広司と松坂桃李 真木よう子に江口洋介

大上章吾 – 役所広司
呉原東署の捜査二課のベテラン刑事。
捜査のためなら悪魔にでも魂を売り渡す男。
暴力団との癒着が噂されており、あだ名はガミさん。

日岡秀一 – 松坂桃李
呉原東署の捜査二課の新人刑事。
暴力団係に配属され、ベテランの大上の下に付く。

高木里佳子 – 真木よう子
クラブ「リコ」のママ。

高坂隆文 – 中村獅童
ベテラン刑事の大上について嗅ぎ回る安芸新聞の記者。

尾谷憲次 – キャスト未発表
少数精鋭の尾谷組の組長で服役中。
大組織の広島仁正会に追い詰められる。

一之瀬守孝 – 江口洋介
少数精鋭の尾谷組の若頭。
大組織の広島仁正会に対抗しようとする。

永川恭二 – 中村倫也
尾谷組の組員。

五十子正平 – 石橋蓮司
大組織の広島仁正会系の五十子会の組長。
尾谷組を潰そうとする。

瀧井銀次 – ピエール瀧
広島仁正会系の全日本祖國救済同盟の代表。

野崎康介 – 竹野内豊
広島仁正会系の加古村組の若頭。

吉田滋 – 音尾琢真
広島仁正会系の加古村組の組員。

監察官 – 滝藤賢一
広島県警の監察官。

刑事 – 田口トモロヲ
呉原東署の捜査ニ課の主任。



Wikiwikiメモ、タイトルは「虎狼の血」ではなく「孤狼の血」

・原作は警察と暴力団組織間の抗争を描いているため「警察小説×仁義なき戦い」と呼ばれる

・物語は暴力団対策法が成立する以前の昭和63年で架空の広島県呉原市が舞台

・原作は「第69回日本推理作家協会賞」受賞、「本の雑誌が選ぶ2015年度ベスト10」第2位、2016年度の「このミステリーがすごい!」第3位と評価が高い

・映画のロケ地は原作の呉原市のモデルとなった広島県呉市

・タイトルは「虎狼の血」ではなく「孤狼の血」

・原作小説「孤狼の血」の続編「凶犬の眼」をベースにした新作の製作が決定した

公式ツイッター

概要とスタッフ

映画公開日:2018年5月12日
公式サイト:リンク
ツイッター公式アカウント:@Koronochi_2018
監督:白石和彌(映画「日本で一番悪い奴ら」ドラマ「火花」など)
脚本:池上純哉(映画「任侠ヘルパー」「日本で一番悪い奴ら」など)
原作:柚月裕子
配給:東映
映画撮影期間:2017年4月中旬から
原作発売日:2015年8月29日




原作「孤狼の血」のネタバレ

〜ここから原作のネタバレ〜
大上は過去に妻子を殺害されており、子供の名前が同じ日岡を気に入る。

暴力団と癒着している大上が処分されないのは警察上層部の弱みを握っていたから。

また、大上は武闘派の尾谷組と大組織の仁正会系五十子会の抗争が起きないように暴力団と癒着していた。

抗争が激化し、大上は大組織の五十子会に自分が知る情報をネタに譲歩を迫る。

しかし、弱みを握られた五十子会は大上を殺害する。

大上の葬儀で、日岡は大上が行きつけの小料理屋の女将からノートを受け取る。

ノートには警察上層部のスキャンダルが書き込まれていた。

実は日岡はそのノートを奪うために上層部から派遣されたスパイだった。

しかし、日岡は大上の意思を受け継ぎ復讐を決意する。

日岡は武闘派の尾谷組と組んで五十子会に復讐、組織を壊滅に追い込む。

命令を守らなかった日岡は地方に飛ばされたが、上層部の秘密のあるノートの力で捜査二課に復帰した。

そして、日岡は大上と同じように地元の顔役となっていく。

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