映画「孤狼の血(ころうのち)」役所広司と松坂桃李が演じる警察小説×仁義なき戦い

最終更新日:2018年5月25日

映画「孤狼の血(ころうのち)」 東映が日本映画界を代表するキャストを揃える

昭和後期の警察と暴力団でのアウトローの世界を描いた映画「孤狼の血」が2018年5月12日に公開しました。

まず、映画「孤狼の血」のあらすじを一言でまとめます。

昭和後期の警察と暴力団の黒い世界

柚月裕子が原作の「孤狼の血」は昭和後期、暴対法が成立前の暴力団の抗争と警察の闇を描いた物語です。

東映が「日本映画界を代表するスタッフ・キャスト」と自慢する布陣は役所広司や松坂桃李、真木よう子や石橋蓮司に江口洋介。

さらに続編の製作も決定しました。

目次・孤狼の血

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
概要とスタッフ
原作のネタバレ

あらすじ、違法行為を繰り返す刑事の大上


昭和63年の広島。

新人刑事の日岡は捜査二課で暴力団に対応する大上の下に付くことになった。

傍若無人な大上は暴力団との癒着が噂されており、警察上層部の弱みを握っているとの話もある。

違法行為を繰り返しながら捜査を進める大上を見て日岡は戸惑う。

そんな時、少数精鋭で武闘派の尾谷組と大組織の仁正会の抗争が激しくなっていく。

どちらの暴力団とも顔が効く大上は暴力団の抗争を阻止しようと動く。

日岡は次第に大上を信頼するようになる。

しかし、暴力団の抗争は激しくなり大上と日岡にも危険が及ぶ。

暴力団の抗争、警察内部でのしがらみの中で日岡は正義とは何かを模索する。

キャスト、役所広司と松坂桃李 真木よう子に江口洋介

大上章吾 – 役所広司
呉原東署の捜査二課のベテラン刑事。
捜査のためなら悪魔にでも魂を売り渡す男。
暴力団との癒着が噂されており、あだ名はガミさん。

日岡秀一 – 松坂桃李
呉原東署の捜査二課の新人刑事。
暴力団係に配属され、ベテランの大上の下に付く。

高木里佳子 – 真木よう子
クラブ「リコ」のママ。

高坂隆文 – 中村獅童
ベテラン刑事の大上について嗅ぎ回る安芸新聞の記者。

尾谷憲次 – キャスト未発表
少数精鋭の尾谷組の組長で服役中。
大組織の広島仁正会に追い詰められる。

一之瀬守孝 – 江口洋介
少数精鋭の尾谷組の若頭。
大組織の広島仁正会に対抗しようとする。

永川恭二 – 中村倫也
尾谷組の組員。

五十子正平 – 石橋蓮司
大組織の広島仁正会系の五十子会の組長。
尾谷組を潰そうとする。

瀧井銀次 – ピエール瀧
広島仁正会系の全日本祖國救済同盟の代表。

野崎康介 – 竹野内豊
広島仁正会系の加古村組の若頭。

吉田滋 – 音尾琢真
広島仁正会系の加古村組の組員。

監察官 – 滝藤賢一
広島県警の監察官。

刑事 – 田口トモロヲ
呉原東署の捜査ニ課の主任。



Wikiwikiメモ、タイトルは「虎狼の血」ではなく「孤狼の血」

・原作は警察と暴力団組織間の抗争を描いているため「警察小説×仁義なき戦い」と呼ばれる

・物語は暴力団対策法が成立する以前の昭和63年で架空の広島県呉原市が舞台

・原作は「第69回日本推理作家協会賞」受賞、「本の雑誌が選ぶ2015年度ベスト10」第2位、2016年度の「このミステリーがすごい!」第3位と評価が高い

・映画のロケ地は原作の呉原市のモデルとなった広島県呉市

・タイトルは「虎狼の血」ではなく「孤狼の血」

・原作小説「孤狼の血」の続編「凶犬の眼」をベースにした新作の製作が決定した

公式ツイッター

概要とスタッフ

映画公開日:2018年5月12日
公式サイト:リンク
ツイッター公式アカウント:@Koronochi_2018
監督:白石和彌(映画「日本で一番悪い奴ら」ドラマ「火花」など)
脚本:池上純哉(映画「任侠ヘルパー」「日本で一番悪い奴ら」など)
原作:柚月裕子
配給:東映
映画撮影期間:2017年4月中旬から
原作発売日:2015年8月29日




原作「孤狼の血」のネタバレ

〜ここから原作のネタバレ〜
大上は過去に妻子を殺害されており、子供の名前が同じ日岡を気に入る。

暴力団と癒着している大上が処分されないのは警察上層部の弱みを握っていたから。

また、大上は武闘派の尾谷組と大組織の仁正会系五十子会の抗争が起きないように暴力団と癒着していた。

抗争が激化し、大上は大組織の五十子会に自分が知る情報をネタに譲歩を迫る。

しかし、弱みを握られた五十子会は大上を殺害する。

大上の葬儀で、日岡は大上が行きつけの小料理屋の女将からノートを受け取る。

ノートには警察上層部のスキャンダルが書き込まれていた。

実は日岡はそのノートを奪うために上層部から派遣されたスパイだった。

しかし、日岡は大上の意思を受け継ぎ復讐を決意する。

日岡は武闘派の尾谷組と組んで五十子会に復讐、組織を壊滅に追い込む。

命令を守らなかった日岡は地方に飛ばされたが、上層部の秘密のあるノートの力で捜査二課に復帰した。

そして、日岡は大上と同じように地元の顔役となっていく。

・2018年の映画情報のまとめはこちら






ドラマ「陸王(りくおう)」役所広司に山崎賢人、竹内涼真

最終更新日:2017年12月24日
画像:集英社マンガネット S-MANGA.net channel

ドラマ「陸王」池井戸潤のストーリー、役所広司に山崎賢人と竹内涼真が出演

「半沢直樹」「下町ロケット」とドラマ化すれば大ヒット間違いなしの小説家が池井戸潤。

その池井戸潤の新作「陸王」を原作にしたドラマが2017年10月15日の毎週日曜よる9時にスタートします。

まず、ドラマ「陸王」のあらすじを一言でまとめます。

老舗の足袋業者が新しいランニングシューズ製造に挑戦

「陸王」は小さな足袋業者が生き残りを図るために新規事業に取り組む零細企業物語。

下町ロケットを彷彿とさせる作品です。

主演の役所広司にとって新たな代表作となる可能性は大きく、息子役に躍進著しい山崎賢人と陸上選手役に竹内涼真。

モデルになったシューズやメーカーもテレビドラマ化により人気が大爆発しそうです。

目次・陸王

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイート
モデル
スタッフ
ネタバレ

あらすじ、老舗のたび業者がランニングシューズに挑戦


老舗足袋業者の「こはぜ屋」は足袋の需要縮小に悩んでいた。

資金繰りも厳しくなったこはぜ屋の四代目社長の宮沢紘一は会社存続のための新規事業を探す。

そんな時、宮沢はスポーツ用品店で5本指のスニーカーに出会う。

特徴的な形態のスニーカーと足袋の共通点に着目した宮沢は新たなスニーカーの製造を考える。

そして、宮沢はランナーの故障を防ぐランニングシューズの開発に着手する。

足袋業者がラニングシューズの業界に新規参入をするにはいくつものハードルが待っている。

新素材の繭を使った「シルクレイ」の特許を巡る争い、競合の世界的に有名なスポーツブランド「アトランティス」からの横やり。

「こはぜ屋」が作り上げるシューズ「陸王」を手にしたマラソンランナーの茂木裕人はアトランティスのシューズとの選択を迫られる。

老舗足袋業者「こはぜ屋」を経営する宮沢は従業員と家族を守りながら、大勝負に挑む。

キャスト、役所広司に山崎賢人

宮沢紘一 – 役所広司
創業から100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長。
足袋の需要の先細りから脱却するため新規事業を考えている。

宮沢大地 – 山崎賢人
宮沢家の長男。
就職活動に苦戦し、仕方なくこはぜ屋を手伝っている。

飯山晴之 – 寺尾聰
立ちいかなくなった会社をたたんだ元社長。
こはぜ屋がほれ込む素材「シルクレイ」の特許を持っている。

宮沢美枝子 – 檀ふみ
家族思いの紘一の妻。

宮沢茜 – 上白石萌音
宮沢家の長女で大地の妹。
天真爛漫でありながら常に家族のことを考えている。

村野尊彦 – 市川右團次
こはぜ屋の競合のアトランティス日本支社のシューフィッター。
この道30年のベテラン。

茂木裕人 – 竹内涼真
ダイワ食品陸上競技部の長距離選手。
大学時代は箱根駅伝のエースランナーだったが、怪我をして走法に悩んでいる。

城戸明宏 – 音尾琢真(TEAM NACS)
ダイワ食品の陸上競技部の監督。

平瀬孝夫 – 和田正人
ダイワ食品の陸上競技部のランナー。

毛塚直之 – 佐野岳
ダイワ食品陸上競技部ライバルのアジア工業陸上競技部のエリートランナー。

富島玄三 – 志賀廣太郎
こはぜ屋の経理担当で勤続40年以上の番頭。

正岡あけみ – 阿川佐和子
こはぜ屋の縫製課のリーダーでムードメーカー。

有村融 – 光石研
こはぜ屋が新規事業に助言するスポーツショップ経営者。

安田利充 – 内村遥
こはぜ屋の係長。

仲下美咲 – 吉谷彩子
高校を卒業してすぐにこはぜ屋に入社した縫製課の中で最年少の社員。

水原米子 – 春やすこ
縫製課のナンバー2。

橋井美子 – 上村依子
縫製課の社員。

西井冨久子 – 正司照枝
縫製課で最高齢の社員。

江幡晃平 – 天野義久
こはぜ屋に出入りしている椋鳩通運の社員。

飯山素子 – キムラ緑子
倒産した飯山産業の元社長で夫の晴之を支える妻。

坂本太郎 – 風間俊介
埼玉中央銀行融資課の銀行員でこはぜ屋を支援する。

大橋浩 – 馬場徹
埼玉中央銀行融資課の課長でこはぜ屋の新規事業に懐疑的。

家長亨 – 桂雀々
埼玉中央銀行行田支店の支店長で零細企業を馬鹿にしている。

小原賢治 – ピエール瀧
こはぜ屋を敵視する大手スポーツメーカー「アトランティス」の営業部長。

佐山淳司 – 小籔千豊
アトランティスの社員で上司の小原に従う。

広樹 – 緒形敦
宮沢大地の同級生で親友。

御園丈治 – 松岡修造
巨大アパレルメーカー「フェリックス」の社長。
礼儀正しく真っすぐな熱い男である一方、ビジネスは冷静。




Wikiwikiメモ、ニューイヤー駅伝2017で撮影

・原作の「ニューイヤー駅伝」をドラマで使うため、2017年1月1日の「ニューイヤー駅伝2017」で撮影を開始した

・原作に登場する埼玉県行田市もドラマのロケ地にする

・原作に登場するシューフィッター村野尊彦のモデルと言われているのが高橋尚子、有森裕子、野口みずきなどのシューズ製作を担当した三村仁司

・縫製課の社員を演じる上村依子はバラエティ番組「マツコの知らない世界」で再現ドラマの女王として注目を集めていた

・山崎賢人の同級生を演じる緒形敦は父が緒形直人、祖父が緒形拳の三世で本作が俳優デビュー

公式ツイッター

「こはぜ屋」のモデルになった足袋業者「きねや足袋」とランニング足袋「MUTEKI」


原作の「こはぜ屋」やランニングシューズ「陸王」「足軽大将」にはしっかりとしたモデルがあります。

「こはぜ屋」のモデルが創業1929年の埼玉県行田市にある「きねや足袋株式会社」です。

従業員26人の会社で2014年には3代目となる中澤貴之が代表取締役に就任しました。

この「きねや足袋」が2013年に発売したのがランニング足袋「KINEYA MUTEKI(きねや無敵) 」です。

伝統的な製法に天然ゴムソールを手縫いで縫い付けた履物で、素足感覚で走れるのが特徴です。

各種メディアでも取り上げられ、東京の神保町にある「さかいやスポーツ シューズ館」などで履き試しができます。

・「陸王」のモデル詳細
名称:きねや足袋株式会社
画像、会社公式ホームページ:http://kineyatabi.co.jp/kineya/




概要とスタッフ

ドラマ放送日:2017年10月15日スタート、日曜21時
ドラマ放送局:TBS
ドラマ公式サイト:リンク
ドラマのツイッター公式アカウント:@rikuou_tbs
原作のツイッター公式アカウント:@Rikuoh_novel
原作:池井戸潤(集英社)
プロデューサー:伊與田英徳(ドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」など)
演出:福澤克雄
初回視聴率:14.7%
原作発売日:2016年7月8日
集英社の陸王公式ホームページ:http://www.shueisha.co.jp/rikuoh/

原作のネタバレ

〜ここから原作のネタバレ〜

・需要縮小に悩む足袋業者「こはぜ屋」の宮沢紘一は新規事業で足袋の技術を生かしたランニングシューズ「陸王」の開発を始める

・新素材の「シルクレイ」の特許を持っている倒産した会社の飯山晴之は当初は宮沢を信用しなかったものの、「こはぜ屋」の従業員を大事にする姿勢を見て「陸王」のプロジェクトに参加する

・怪我に苦しむマラソンランナーの茂木裕人が陸王に出会って復活する

・ランニングシューズメーカー「アトランティス」が妨害工作をしかけるも、茂木裕人は陸王を使って大会に優勝する

・陸王の大量生産のさなか製造設備が出火、設備投資の資金に悩んだ宮沢は会社売却を持ちかけられる

・宮沢は会社売却を考えるも交渉の末に条件付き融資までたどり着く

・宮沢家の長男の大地は陸王プロジェクトで飯山の下に付き必死に仕事をするようになる。最終的にメトロ電業の内定を獲得、こはぜ屋で働こうとするも世界を見てくるために内定先に向かう。

・次クールの日9ドラマの情報はこちら

・2018年1月〜3月のドラマ情報のまとめはこちら