映画「北の桜守」吉永小百合と堺雅人と北の大地

最終更新日:2018年3月4日

映画「北の桜守」主演は吉永小百合、息子役に堺雅人

日本が誇る大女優、吉永小百合が堺雅人と親子役を演じる映画「北の桜守」が2018年3月10日に公開されます。

まず、映画「北の桜守」のあらすじを一言でまとめます。

病んだ母と成功した息子が北の大地で再生する

「北の桜守」は北海道の網走で育った母と子が大人になって北の地で再会、老いた母の再生を目指す物語。

吉永小百合と堺雅人が北の大地で見せつける魂とはどんなものか。

篠原涼子や佐藤浩市、阿部寛や高島礼子、中村雅俊と笑福亭鶴瓶、岸部一徳という主演クラスがずらりと揃う豪華な布陣になりました。

目次・北の桜守

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
吉永小百合
概要とスタッフ

あらすじ、15年ぶりに帰国した息子と老いた母

第二次世界大戦が終結した1945年。

北の樺太で家族で暮らしていた江蓮てつはソ連の侵攻から逃げて北海道の網走にやってきた。

夫を樺太に残したてつは二人の息子と一緒に厳しい寒さと貧しい生活をなんとかやりくりして息子たちを育て上げる。

てつは息子の修二郎が大人になった後も夫を待ち続けて網走で暮らしていた。

その修二郎は米国に渡って成功、米国企業の日本社長として15年ぶりに帰国する。

しかし、修二郎を待っていたのは戦争のPTSD(心的外傷後ストレス障害)で変わってしまった母のてつだった。

そんな母を見て修二郎は家族として一緒に暮らすことを決意する。

しかし、立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと、てつは一人網走に戻ろうとする。

母に寄り添いたいと願う修二郎は、二人で北海道の各地を巡り、共に過ごした記憶を拾い集めるように旅を始める。

キャスト、吉永小百合と堺雅人 篠原涼子に阿部寛

江蓮 てつ(えづれ・てつ) – 吉永小百合
樺太で暮らしていた女性。
戦争により息子を連れて網走へたどり着いた。
寒さと貧しさに耐えて息子を育てたものの、年老いてPTSDに悩む。

修二郎 – 堺雅人
てつの息子で次男。
網走で子供時代を過ごた後に米国で成長。
米国企業ミネソタ24の日本社長として帰国する。
久しぶりに帰国して母と対面、やつれた姿を見て一緒に暮らそうと決意する。

真理 – 篠原涼子
アメリカ育ちの修二郎の妻。
日本での生活を始めた矢先に義母のてつと暮らすことになり、不満を抱いている。

徳次郎 – 阿部寛
南樺太で製材所を営んでいた、てつの夫。
ソ連軍侵攻に伴い国民義勇隊召集されて戦地に赴く。

菅原信治 – 佐藤浩市
引き揚げてきた江蓮親子に闇米屋として仕事を与える。

岩木 – 毎熊克哉
闇米屋の菅原信治の弟子。

島田光江 – 高島礼子
網走で江蓮家の隣人だった女性。
修二郎が網走を去った後のてつを知る。

岡部大吉 – 中村雅俊
真理の父親で修二郎の義父。
米国企業ミネソタ24の大株主でもあり修二郎に期待している。

居酒屋の主人 – 笑福亭鶴瓶
てつと修二郎が旅の途中に立ち寄る居酒屋たぬきの主人。

三田医師 – 永島敏行
てつを診る医者で、修二郎に病状を説明する。

山岡和夫 – 岸部一徳
長年にわたって、てつを手助けしてきた男性。
戦後に本土へ戻ってからもてつを見守るが、重大な秘密を抱えている。

杉本久 – 安田顕
少年時代に修二郎をいじめていた同級生

木村学 – 野間口徹
ミネソタ24の社員で社長の修二郎に仕える。




Wikiwikiメモ、北の三部作の最終章

・「北の桜守」は吉永小百合で北海道を舞台にした2005年の映画「北の零年」、2012年の「北のカナリアたち」に続く北の三部作の最終章

・吉永小百合は本作で映画出演120本目

・映画のロケ地は北海道網走市で冬の撮影、都内近郊や北海道稚内市、せたな町、札幌市などで春にロケを行う

・映画公開の2018年は「北海道」が命名されてから150周年の記念の年

・映画では吉永小百合の心象風景を舞台で表現

・劇中では主人公てつの心象風景を象徴的に舞台で表現、東京都出身のミュージシャンで劇作家のケラリーノ・サンドロヴィッチが演出を手がける

東映映画公式ツイッターなど




ピックアップ俳優、吉永小百合とは


吉永小百合とは1945年3月13日生まれの女優。

父親が出版社や映画雑誌を運営して事業に失敗、吉永小百合は小学6年生でテレビドラマでデビューする。

高校在学中に「キューポラのある街」のヒロインを務め17歳の若さでブルーリボン賞主演女優賞を受賞した。

歌手や女優として花開き大スターとなる。熱狂的なファンは「サユリスト」と呼ばれて代表格としてタモリがあげられる。

大企業で出世したサユリストたちが自社CMに吉永小百合を好むとの指摘は多い。

結婚相手はフジテレビのディレクター岡田太郎(後の共同テレビ会長)で本名は岡田小百合、子供はいない。

概要とスタッフ

映画公開日:2018年3月10日
公式サイト:リンク
監督:滝田洋二郎(映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」「おくりびと」など)
脚本:那須真知子(映画「北のカナリアたち」「デビルマン」など)
主題歌:「花、闌たけなわの時」
音楽:小椋佳、星勝
映画撮影期間:2017年2月16日〜2017年6月

・2018年の映画情報のまとめはこちら







実写映画「ひだまりが聴こえる」多和田秀弥と小野寺晃良の爽やかボーイズラブ

最終更新日:2017年8月11日
画像:プランタン出版

実写映画「ひだまりが聴こえる」主演は多和田秀弥と小野寺晃良

爽やかなボーイズラブストーリーが実写化して2017年6月24日に公開です。

主演がテニミュの手塚国光を演じた多和田秀弥と、スターダストプロモーションの小野寺晃良とあってファンにとって熱狂しそうな物語になりそうですね。

まず、実写映画「ひだまりが聴こえる」のあらすじを一言でまとめます。

難聴者の爽やかボーイズラブ

「ひだまりが聴こえる」は周囲と溶け込めない難聴者と明るい青年の爽やかなボーイズラブストーリーです。

大学を舞台にする「ひだまりが聴こえる」は実写にはうってつけで、どこまでボーイズラブ成分を打ち出すのが気になるところですね。

目次・ひだまりが聴こえる

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
概要とスタッフ
原作のネタバレ

あらすじ、難聴の少年が同性の男子と親しくなる

杉原航平は中学生の頃に突発性難聴が発症してから友人となじめない暗い性格になってしまった。

航平は大学に入ってからも一人で生きていた。

ある日、航平がいつものように一人でお弁当を食べているともの欲しそうな顔をした同級生の佐川太一が現れる。

航平は無言で太一に弁当を渡して去っていく。

美味しい弁当をもらった太一は興味を持ち同級生たちに話を聞くと航平が難聴だと知る。

航平は難聴者が授業を受けるために耳の代わりに筆記通訳をする「ノートテイカー」を探していた。

太一は弁当をもらったお返しに航平のノートテイカーを引き受ける。

太一が授業でノートを取り、航平がお弁当を作る二人の友人関係が始まった。

単純で明るい太一の笑顔につられて航平も少しずつ明るさを取り戻していく。

航平は後天的な難聴のため普通に話すことはできた。

障害者と見るや手話サークルに誘うような周りの人たちに航平は嫌気がさしていたが、太一の明るさに救われていく。

航平に罵詈雑言を投げかける人に対し太一は怒り「聞こえないのはお前のせいじゃない」と励ます。

航平は明るくて友達思いの太一に特別な好意を持つようになる。

だが、草野球で出会った女の子によって航平と太一の気持ちにすれ違いが生まれてしまう。

そして航平の難聴がどんどん重症になっていく。

キャスト、多和田秀弥と小野寺晃良 高島礼子も


杉原 航平 – 多和田秀弥
中学生の時に突発性難聴が発症した大学生。
いつも一人で過ごしているがイケメンのために女子に人気がある。

佐川 太一 – 小野寺晃良
明るく活発な大学生。
同級生の航平の美味しい弁当が大好きで正義感が強い。

横山智紀 – 三津谷亮
太一の友人。

杉原 – 高島礼子
航平の母親。

・その他のキャスト
山崎あみ、大坂美優、井桁弘恵、松田リマ、福本有希、島田翼、荒木秀行、木島杏奈、野村涼乃、平沼紀久、中丸新将



Wikiwikiメモ、「ひだまり」は文乃ゆきのデビュー作

・漫画「ひだまりが聴こえる」は文乃ゆきのデビュー作

・原作の続編「ひだまりが聴こえる ―幸福論―」は2016年5月27日に発売

・2017年5月27日には映画のメイキングDVDを発売した

公式ツイッター、Canna編集部

概要とスタッフ 監督は上條大輔

映画公開日:2017年6月24日
映画公式サイト:リンク
監督:上條大輔(映画「KABUKI DROP」など)
原作:文乃ゆき
配給:日本出版販売
原作発売日:2014年10月27日(プランタン出版)




「ひだまりが聴こえる」のネタバレ

〜ここから原作のネタバレ〜
・航平と太一は草野球を続けて美穂という女の子に出会う

・美穂は航平に接近するための足がかりとして太一に接近するが、航平は太一と美穂の関係を誤解する

・航平は太一と離れて一人で生きて行こうとするも、再び現れる太一に告白してキスする

・前向きになる航平はラストシーンで髪を切る

・漫画はボーイズラブを扱うプランタン出版発行だが、「ひだまりが聴こえる」は全体的にBL成分は薄めで、最後にキスがあるぐらい

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