映画「聖の青春」〜羽生善治を追い詰め29歳で亡くなった天才の実話〜

最終更新日:2017年4月11日
画像:KADOKAWA公式サイト

映画「聖の青春」は羽生善治を追い詰め29歳で亡くなった天才の実話の物語

松山ケンイチの名作が2016年にまた一つ生まれました。

将棋ファンなら誰もが知る羽生世代の中の天才、村山聖(むらやまさとし)の物語が映画化されました。

まず、映画「聖の青春」を一言でまとめます。

羽生善治と互角に戦い、29歳で亡くなった天才の実話の物語

村山聖は1969年に生まれ、29歳で亡くなった将棋の天才です。

若くから将棋界のトップに立ち続けている羽生善治とも互角で戦っていたという伝説が将棋界では有名ですね。

聖の生涯を描いた大崎善生の原作をもとに、松山ケンイチが主演、羽生善治を東出昌大が演じます。

では、ドラマや映画を解説する「あらすじ大全」が映画「聖の青春(さとしのせいしゅん)」のストーリーをご紹介します。

あらすじ、東の羽生、西の村山と称されるライバル

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村山聖は1969年(昭和44年)6月15日に広島県安芸郡府中町で生まれた。

5歳のときに腎臓の難病「ネフローゼ」にかかっていると発覚。

病院通いの生活の中で将棋と出会い、その才能を開花させて中国こども名人戦で4大会連続優勝をする。

その頃、谷川浩司が21歳で史上最年少の名人になったのを知り聖は将棋のプロを目指す。

聖は15歳の頃にプロ棋士・森信雄に弟子入りして将棋の才能を磨いていく。

大阪の師匠のもとで10年間の修行を積んだ聖は将棋七大タイトルの最高峰・「名人」を目指して上京する。

難病「ネフローゼ」を患いながらも東京で将棋に打ち込む聖。

髪や爪は伸び放題、酒を飲むと先輩にも食ってかかる荒さを聖は東京で見せる。

聖がライバル視するのは羽生善治。

同世代でありながら前人未到のタイトル七冠を達成した。

聖はライバルであり憧れでもある羽生を倒そうと消費に一層打ち込み、先輩棋士たちを倒していく。

「東の羽生、西の村山」。

そう称される頃、聖の体に癌が見つかる。

「このまま将棋を指し続けると死ぬ、手術し、療養すべし」。

医者の忠告も聞かず、聖は将棋を指し続ける。

聖は命の期限が迫るなか、羽生との一戦に命をかけようとしていた。

キャスト、松山ケンイチに東出昌大

村山聖 – 松山ケンイチ
幼い頃から腎臓の難病「ネフローゼ」を患うも、将棋に命をかける西の天才。

羽生善治 – 東出昌大
若くして将棋界で初の7タイトル独占を達成する東の天才。

森信雄 – リリー・フランキー
プロ棋士で30歳の時に村山聖を弟子にする。

・その他のキャスト
竹下景子、染谷将太、安田顕、柄本時生、北見敏之、筒井道隆



うんちくポイント

・聖の師匠の森は村山のためにお使いに出かけるなど優しい人

・将棋マンガ漫画「月下の棋士」や「3月のライオン」でも聖をモデルにした人物が登場

・聖と師匠の森が通っていたのは関西将棋会館の近くの更科食堂

・聖は少女マンガが大好きだった

・主演の松山ケンイチは役作りのために太り、映画公表前はファンの間で「太った」と話題になっていた

・10月5日の完成披露試写会で、松山ケンイチは座右の銘を「好きに勝るものなし」と発表

・棋士で本人役があった羽生善治三冠は映画公開を前に以下のコメントを寄せた。

村山聖さんの存在感の大きさを改めて深く実感した作品でした。彼の生きざまや周囲の人々の濃厚な関係は時間の長さではなく密度だとも教えてくれます。彼と出会って対局が出来たことは棋士として大きな誇りですし、大切な思い出です。

概要

映画公開日:2016年11月19日
公式サイト:http://satoshi-movie.jp/
監督:森義隆(映画「宇宙兄弟」、ドラマ「ガイアの夜明け」演出など)
脚本:向井康介(映画「リンダリンダリンダ」、「陽だまりの彼女」など)
原作:大崎善生
主題歌:秦基博「終わりのない空」
配給:KADOKAWA

映画「聖の青春」のあらすじなどまとめ

以上、「あらすじ大全」による映画「聖の青春」のあらすじ情報などまとめでした。

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