ドラマ「貴族探偵」相葉雅紀主演、召使いに滝藤賢一・松重豊・中山美穂

最終更新日:2017年8月11日

2017年4月のフジの月9ドラマ「貴族探偵」主演は相葉雅紀

2017年4月17日からフジの月9ドラマが嵐の相葉雅紀主演で放送しました。

豪華キャストがそろいフジテレビの本気度が話題になりましたね。

まず、「貴族探偵」のあらすじを一言でまとめます。

使用人に難事件の推理をさせる貴族の探偵

「貴族探偵」は主人公の探偵が全く推理をせず、優秀な使用人たちが事件を推理して解決していく異色の探偵物語です。

原作の麻耶雄嵩(まや・ゆたか)は一癖も二癖もあるミステリー作家として有名。

武井咲や仲間由紀恵、滝藤賢一や松重豊、中山美穂が出演して主演の相葉雅紀を盛り上げる。

釈由美子や加藤あい、広末涼子などゲストも全力でした。

目次・貴族探偵

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイート
感想と評判、原作に忠実
ロケ地
麻耶雄嵩
原作の解説
概要とスタッフ

あらすじ、推理を使用人に任せる貴族の探偵


(画像:集英社

山奥での密室殺人事件、美容院での恐怖の事件、犯罪者と被害者が絡み合う円環殺人事件。

複雑怪奇な事件をさっそうと解決する探偵がいた。

その名は貴族探偵、高貴な身分で趣味が探偵という一風変わった男だ。

貴族探偵は決して自分で推理はしない。

「雑務は使用人に任せておけばいいんですよ」。

貴族探偵はそう言って、執事やメイド、運転手に難事件の推理を任せる。

優秀な使用人たちは貴族探偵に代わって事件を推理して真実を突き止める。

推理そっちのけで女性を口説くのに夢中な貴族探偵は、自らの頭を使わずにいくつもの難事件を解決していく。

キャスト、相葉雅紀や松重、中山美穂や滝藤


貴族探偵 – 相葉雅紀(嵐)
自らは推理をしない貴族の探偵。
警察へのコネと優秀な使用人を駆使して事件を推理する。
犯人探しの過程において女性を口説くのが趣味。

山本 – 松重豊
貴族探偵に仕える執事。
生真面目な性格で事件を推理する。
貴族探偵に忖度するのが得意。

田中 – 中山美穂
貴族探偵に仕えるメイド。
可愛い顔をしながら事件を推理する。
紅茶をいれさせたら右に出る者はいない。

佐藤 – 滝藤賢一
貴族探偵に仕える運転手。
事件を推理しつつ、驚異的な戦闘能力で貴族探偵のボディーガードも兼ねる。

高徳愛香 – 武井咲
喜多見切子探偵事務所に所属して貴族探偵と対決する若き女探偵。
誰とでも気軽に話す一方、思ったことを口にしてしまう性格。
スマホの音声アシスタント機能で物事をすぐに調べる。

喜多見切子 – 井川遥
高徳愛香の探偵の仕事を教えた師匠。
過去に貴族探偵との推理対決に敗れ、謎の死を迎えた。

鼻形雷雨 – 生瀬勝久
神奈川県警捜査一課の主任。
出世意欲が強くお金持ちが目標。

常見慎吾 – 岡山天音
鼻形雷雨の部下の刑事。
仕事はそれなりにこなす。

冬樹和泉 – 田中道子
事件の証拠を採取して分析する鑑識。
不思議な遺体を見るとテンションが上がる。

ギリ(スマホの声) – 仲間由紀恵
女探偵の高徳愛香が使うスマホの音声対話ソフト。

玉村依子 – 木南晴夏
財閥の社長令嬢で山荘でパーティーを開催中に殺人事件に巻き込まれる。

・第1話のボルチーニパーティーの出席者
ハリー杉山、阿部亮平、納富有沙、平山あや、内田朝陽

・第2話の落石事件での出演者
紺野まひる、大和田伸也、横山めぐみ、豊田エリー、丸山智己

・第3話の頭部切断事件の出演者
橋本環奈、内野謙太、酒井敏也、岩佐真悠子、高橋努、大島蓉子、陽月華

・第4話の儀式で繁盛する老舗温泉旅館での事件の出演者
釈由美子、阿部力、草刈麻有、柳ゆり菜、渋谷謙人、小松和重

・第5〜6話の事件の出演者
加藤あい

・第7話のゲスト
広末涼子

・第10話と最終話のゲスト
桐山漣



Wikiwikiメモ、めざましテレビがフライング

・相葉雅紀の月9主演は2016年末から報じられており、2017年1月30日付の週刊現代がドラマのタイトルは「貴族探偵」だと伝えた

・フジの月9は1987年4月よりスタートしており、2017年4月の「貴族探偵」は30周年の記念ドラマになる

・原作の「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」がドラマの内容

・劇中で武井咲がスマホの音声アシスタント機能「ギリ」で貴族探偵を調べるも出てこなかったため、現実にiPhoneの「Siri」で貴族探偵を検索する遊びが流行った

・主題歌は4月19日にリリースの嵐の51枚目のシングル「I’ll be there」

注目ツイート、武井咲と生瀬勝久は奮闘

感想と評判「武井咲が主役」「原作に忠実」

第1話は女探偵の武井咲と刑事の生瀬勝久のやり取りを中心に進みます。

そのため、「武井咲が主役か」との感想が目立ちました。

武井咲の軽快な言葉使いと全体的にポップな展開から「TRICK(トリック)」に似ているとの声も多い。

生瀬勝久の貴族探偵でのキャラクターはトリックで本人が演じた矢部謙三警部補、また櫻井翔主演のドラマ「謎解きはディナーのあとで」で椎名桔平が演じた風祭京一郎警部に似ています。

殺人はすぐに起きて貴族探偵の出番は少なくコメディーな部分は麻耶雄嵩の原作を忠実に再現していると原作ファンから好評です。




第1話のロケ地は神奈川県の箱根にある結婚式場「アルベルゴバンブー」


貴族探偵でのロケ地は神奈川県の箱根にある洋館のレストラン・結婚式場の「アルベルゴバンブー」。

1000坪の広大な敷地にイタリア人建築家や職人が8年間を費やして洋館を建設、イタリアから取り寄せた大理石やインテリアが特徴的な施設です。

アルベルゴバンブーは積極的にドラマや映画のロケを誘致しており、2011年の櫻井翔主演のドラマ「謎解きはディナーのあとで」で結婚パーティーの会場の撮影場所にもなりました。

岩井俊二監督の2016年の映画「リップヴァンウィンクルの花嫁」のロケ地としても有名ですね。

嵐ファンにとって、箱根のアルベルゴバンブーは重要な聖地になりました。

・貴族探偵の主要なロケ地
名称:アルベルゴバンブー
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原984-4
画像、公式サイト:リンク

・その他の貴族探偵のロケ地情報

・相葉雅紀が海でボートに乗るシーン
名称:慶良間諸島(沖縄県)

・事件現場の撮影場所
名称:旧岩崎邸庭園
住所:東京都台東区池之端1-3-45

・貴族探偵のロケ地
名称:お台場海浜公園
住所:東京都港区台場1-4

・撮影に使ったホテル
名称:星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
住所:山梨県北杜市小淵沢町129-1

・ロケ地になった和洋菓子店
名称:萬年堂
住所:静岡県御殿場市川島田644-1

・撮影に使った役場
名称:開成町役場
住所:神奈川県足柄上郡開成町延沢773

ピックアップ原作者、麻耶雄嵩とは


(画像:講談社

麻耶雄嵩(まやゆたか)とは1969年5月29日生まれの推理作家。

京都大学在学中に綾辻行人や島田荘司などの推理作家と知り合い、1991年の「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」でデビューした。

圧巻のトリック、厳密なロジックでミステリーファンからの評価が高い。

ミステリーの基本的な構造をひっくり返すような大胆な結末などが特徴。

代表作の一つで日本推理作家協会賞を受賞した「隻眼の少女」は探偵と犯人という構図を時間軸を巧みに使って挑戦的なストーリーに仕上げた。

講談社の子供向け推理小説のシリーズとして発表した「神様ゲーム」はロリコンや殺人の要素を盛り込み、壮絶なまでの読後感で物議をかもした。

短編集の「貴族探偵」の中の作品の一つ「こうもり」は先鋭的な逆叙述トリックと言われてファンに大人気。

原作の短編集「貴族探偵」の解説

・ウィーンの森の物語
信州のウィーンの森と呼ばれる避暑地の別荘が舞台。

会社社長の都倉政一が密室で死亡している事件が発生する。

被害者のスーツのポケットには長い糸に通された鍵が発見され、自殺ではなく他殺ではないかと警察は疑う。

・トリッチ・トラッチ・ポルカ
郊外の倉庫から頭と腕のひじから下が切断された女性の遺体が発見される。

被害者は事件当日、美容院に行ったあとに和菓子屋に行ったと見られる。

犯人と見られる人物には一見すると完璧なアリバイがあるように見えるのだった。

・こうもり
若い2人の女、寺崎紀子と安永絵美が老舗旅館にやってきた。

そこで2人は大ファンの作家の大杉と堂島と出会う。

2人の作家は妻やその妹などを連れていたが殺人事件が発生、寺崎紀子と安永絵美が殺人事件のアリバイ作りに巻き込まれる。

・加速度円舞曲
日岡美咲は山道を運転していた時に落石により事故にあう。

貴族探偵たちが落石の原因を調べると、石の所有者のミステリー作家の厄神春柾が殺されていた。

厄神春柾が死亡した1時間後に落石事件が起きた謎を解く。

・春の声
大富豪の桜川鷹亮は孫娘の桜川弥生の婿を探していた。

重い病気にかかった鷹亮は後継ぎのための候補を水口佳史、高宮悟、尼子幸介の3人に絞る。

鷹亮はあと3日で弥生に婿を決めるように告げる。

その夜に婿候補の3人が死亡、外部から人が侵入した気配はなかった。

概要とスタッフ 主題歌は当然に嵐

ドラマ放送日:2017年4月17日スタート、毎週月曜よる9時
放送局:フジテレビ
公式サイト:リンク
公式ツイッターアカウント:@kizoku_gozen
脚本:黒岩勉(ドラマ「謎解きはディナーのあとで」「僕のヤバイ妻」など)
原作:麻耶雄嵩
プロデューサー:羽鳥健一、西坂瑞城
主題歌:嵐「I’ll be there」
ドラマ撮影期間:3月上旬〜
初回視聴率:11.8%
原作発売日:2010年5月

・嵐のメンバーの2017年ドラマ・映画のまとめはこちら


・2017年4月〜6月のドラマ情報のまとめはこちら







NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」さいごうどんに鈴木亮平、坂本龍馬を小栗旬

最終更新日:2018年4月9日

NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」主演は鈴木亮平

2018年1月7日から日曜20時のNHK大河ドラマの主役は西郷隆盛で鈴木亮平が演じます。

まず、ドラマ「西郷どん」のあらすじを一言でまとめます。

2度の島流し、3度の結婚を経験した波乱万丈の人気者

西郷どんの主役である西郷隆盛は島流しや再婚を繰り返し、大波乱の人生を生き抜いた英雄です。

西郷隆盛は誰からも好かれる人物だったと言われ、現代の歴史の人物の好感度ランキングでも常に上位に位置する。

原作は林真理子の小説「西郷どん!」です。

目次・西郷どん

あらすじ
キャスト
wikiメモ
公式ツイッター
歴史
概要とスタッフ

あらすじ、お人好しの西郷は島流しなど波乱万丈


江戸幕府の長い治世が続き、海外の列強からの圧力が増してきた1800年代。

薩摩の国で西郷隆盛は貧しい下級武士の家で育つ。

西郷は自分の弁当を他人に与えて笑うようなお人好しだった。

薩摩藩主の島津斉彬はそんな西郷を重宝する。

西郷も斉彬に心酔し、薩摩藩のために江戸や京に渡って仕事をこなす。

しかし、混乱の世の中では西郷の実直さも通じない時がある。

江戸幕府の改革をしようとするも失敗、2度の島流しの憂き目にあう。

方々での生活では3度の結婚を経験しながら西郷は成長する。

多くの仲間たちを愛し愛される西郷は勝海舟や坂本龍馬らと出会い日本を改革する明治維新を成し遂げていく。

キャスト、鈴木亮平に瑛太 黒木華に渡辺謙

〜主要人物〜

西郷 隆盛(さいごう・たかもり) – 鈴木亮平(幼少期:渡邉蒼)
薩摩生まれの下級武士で幼名は小吉、吉之助。
大柄で豪快な性格で誰からも愛される。
薩摩藩のために我が身をいとわず日本を奔走する。

大久保 利通(おおくぼ・としみち) – 瑛太(幼少期:石川樹)
薩摩藩出身で西郷とは幼なじみで幼少は正助。
冷静な理論家で恐れられていたが家庭では優しい父親。
西郷隆盛、木戸孝允と並んで「維新の三傑」と呼ばれる。
西南戦争では政府軍を指揮して西郷率いる士族の反乱軍と対決する。

島津斉彬(しまづ・なりあきら) – 渡辺謙
高い知識と洞察力を持った島津家第28代の当主。
貧しい下級武士の西郷の才能を見つけて大抜擢する。
西郷にとって生涯の師であり偉大なる父。

岩山 糸(いわやま・いと) – 黒木華(幼少期:渡邉このみ)
子供の頃から西郷が好きで、大人になってから西郷の3人目の妻となる。

坂本 龍馬(さかもと・りょうま) – 小栗旬
土佐藩出身で脱藩した後は志士として活動する。
犬猿の仲だった薩摩藩と長州藩の間を取り持ち、薩長同盟を仲介する。

〜西郷家〜

満佐 – 松坂慶子
西郷隆盛の母で肝っ玉母さん。

西郷吉兵衛 – 風間杜夫
西郷隆盛の父親で優しさを持つがダメ親父な面も。

琴 – 桜庭ななみ(幼少期:栗本有規)
西郷隆盛の妹(長女)で弟妹たちの面倒を見る。

西郷吉二郎 – 渡部豪太(幼少期:荒井雄斗)
西郷隆盛の弟で兄に変わって家を支える。

西郷熊吉 – 塚地武雅
西郷家の使用人で義理人情に厚い男。

西郷龍右衛門 – 大村崑
西郷隆盛の温厚な祖父。

西郷きみ – 水野久美
西郷隆盛の祖母で貧しくてもたくましく生きる。

西郷従道(信吾) – 錦戸亮
血気盛んな西郷家の三男。

〜島津家〜

於一(篤姫) – 北川景子
島津家の分家の娘で13代将軍の徳川家定の正室候補になる。
一方で西郷隆盛との恋心が芽生えていく。

赤山靭負 – 沢村一樹
薩摩の名門の人物で島津斉彬を次期藩主に押し上げようとする。

桂久武 – 井戸田潤
赤山靭負の弟で西郷隆盛を生涯に渡って支える。

島津斉興(しまづ なりおき) – 鹿賀丈史
島津家の第27代当主の薩摩藩主。
藩主の座を譲らず島津斉彬の一派を弾圧する。

由羅 – 小柳ルミ子
島津斉興の側室で島津斉彬に厳しい。

島津久光(しまづ・ひさみつ) – 青木崇高
島津斉興と由羅の子で、異母兄の島津斉彬に憧れている。
兄の死で薩摩藩の最高権力者となり、自分を田舎者扱いする西郷と対立する。

山田 為久(やまだ・ためひさ) – 徳井優
島津斉彬の側近で主君に翻弄される。

喜久(きく) – 戸田菜穂
島津斉彬の側室として多くの子供を産むも、幼い子供たちが早逝していく。

調所広郷 – 竜雷太
財政難にあった薩摩藩を立て直す逸材。

〜大久保家〜

大久保次右衛門 – 平田満
大久保利通の父で西郷隆盛も息子のように思っている。

大久保福 – 藤真利子
大久保利通の優しい母。

大久保満寿 – ミムラ
大久保利通の妻。

〜獄中の仲間〜

大山格之助(綱良) – 北村有起哉(幼少時代:犬飼直紀)
西郷隆盛の子供時代からの仲間で豪快な親分肌。

有村俊斎(海江田信義) – 高橋光臣(幼少期:池田優斗)
11歳から島津斉興の茶坊主として出仕、世渡り上手なお調子者。

村田新八 – 堀井新太(幼少期:加藤憲史郎)
西郷隆盛の弟分でどこまでも付き従う。

有馬新七 – 増田修一郎
1歳年下の西郷隆盛に一目置く幼馴染。

〜その他〜

井伊直弼 – 佐野史郎
近江彦根藩主で恐怖政治により徳川家ファーストを掲げる。

ふき – 高梨臨
貧しい農民の娘。

タマ – 田中道子
品川宿にある宿屋「磯田屋」に働く給仕でふきの同僚。

幾島 – 南野陽子
於一(篤姫)の女中頭。

愛加那 – 二階堂ふみ
島送りとなった西郷と恋に落ちる現地の女。

阿部正弘 – 藤木直人
備後福山藩主で幕政改革を推し進める。

月照 – 尾上菊之助
薩摩藩と縁のある住職。

徳川家定 – 又吉直樹
江戸幕府13代将軍で篤姫の夫。

徳川斉昭 – 伊武雅刀
前水戸藩主で徳川慶喜の実父。

語り:西田敏行




Wikiwikiメモ、2018年は明治維新150周年

・2018年は明治維新から150年にあたる

・西郷隆盛が主人公の大河ドラマは1990年の「翔ぶが如く」以来、28年ぶり2作目

・西郷隆盛は文政10年12月7日(1828年1月23日)に生まれ、明治10年(1877年)9月24日)に死去した

・西郷隆盛の自画像として有名な絵は画家のエドアルド・キヨッソーネが西郷の弟といとこを参考に想像で描いたもの

・ドラマに先行して林真理子原作で日高建男の漫画「西郷どん!」が2017年3月4日の月刊コミックフラッパー4月号(KADOKAWA)でスタートした

・幾島役の斉藤由貴は不倫報道を認めて出演を辞退、南野陽子に変更になった

・「語り」は当初、市原悦子を予定していたが体調の問題により西田敏行に変更した

・初回視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で歴代ワースト2位、ワースト1位は1989年の「春日局」の14.3%だが初回放送は元日だったため、「西郷どん」が実質ワーストと言われた

公式ツイッター

西郷隆盛の歴史

・薩摩藩で奮闘するも島流しに

文政10年12月7日(1828年1月23日)、現在の鹿児島県鹿児島市加治屋町で生まれる。

天保10年(1839年)、仲間たちの喧嘩の仲裁で大怪我を負い、刀を握れなくなり学問一筋で生きると決めた。

嘉永5年(1852年)、伊集院兼寛の姉・須賀と結婚。

安政元年(1854年)、薩摩国の藩主の島津斉彬の江戸参勤に際して江戸に赴き、碩学・藤田東湖などから教えを受ける。

安政5年(1858年)、藩主の斉彬が逝去、主の意思をつぎ大老・井伊直弼を排斥して幕府を改革しようとするが失敗、逃亡生活に入る。
幕府の追求を恐れた薩摩藩から追放命令を受け、絶望して自殺未遂を図るも生存。

安政6年(1859年)、薩摩藩から奄美大島への潜居を命じられて隠居生活に。
奄美大島では龍家の一族、佐栄志の娘・とまを島妻とする。

・中立の立場を守りつつも長州藩を撃退

文久2年(1862年)、薩摩藩から許可をもとに仕事に復帰する。
大阪に赴き、激派志士たちの京都焼き討ちなどを止めようとするも西郷が志士を煽動していると藩に伝わり捕縛され、沖永良部島(奄美大島の離島)まで飛ばされる。

元治元年(1864年)、大久保利通らの勧めもあり薩摩藩に復帰、京都に赴任して外夷との密貿易を行っていた薩摩商人の取り締まりなどに奮闘する。

元治元年7月19日(1864年8月20日)、禁門の変。京都に長州勢が押し寄せてきており、西郷は幕府の出兵命令は断るも長州勢を撃退する。長州か幕府による朝廷の独占を阻止する中立の立場を維持する。

元治元年(1864年)、長州藩追討の朝命(第一次長州征伐)が出て長州藩征伐の任にあたるも、勝海舟と出会い長州藩三家老の処分などで穏便に済ませることに成功する。




・大政奉還、江戸城明け渡しと大活躍

慶応元年(1865年)1月28日、家老座書役・岩山八太郎直温の二女・イト(絲子)と結婚。

慶応2年(1866年)1月、薩長同盟。小松帯刀邸で犬猿の仲だった長州藩の桂小五郎と薩長提携六ヶ条を密約した。提携書に裏書きしたのは坂本龍馬。

慶応3年(1867年)、土佐藩と共謀して幕府を武力で倒す薩土討幕の密約を交わして幕府への圧力を強めていく。

慶応3年12月9日(1868年1月3日)、江戸幕府を廃絶して摂政・関白等を廃止。代わりに新政府の樹立を宣言した王政復古の大号令の発布に成功する。

慶応4年(1868年)、旧幕軍と、新幕府の先鋒隊の薩長の守備隊が衝突し、鳥羽・伏見の戦いが始まる(戊辰戦争開始)。
西郷は新幕府軍として旧幕府軍と戦い、勝海舟との会談を経て旧幕府軍の江戸城明け渡し(無血開城)に成功する。

・新幕府と揉めて地元に帰り、士族の反乱軍の盟主に

明治4年(1871年)、岩倉具視らが欧米各国との条約改正の外交使節団として海外に赴き、西郷は三条実美らと共に留守内閣(留守政府)を任せられる。

明治元年(1868年)、李氏朝鮮が維新政府の国書の受け取りを拒絶。西郷は武力ではなく、自分が全権大使になる(遣韓大使論)を主張する。外遊から帰国した木戸孝允・大久保利通らの内治優先論が決定され、西郷は辞職して鹿児島に帰った。

明治9年(1876年)、廃刀令などで士族が帯刀と知行地など特権を奪われて怒りを感じ、各地で士族の乱が起きた。
1877年(明治10年)、西南戦争。鹿児島の士族たちが幕府に反乱を起こす。西郷は盟主となり軍議などに顔を出していたが、最終的には戦闘の指揮に立つ。

1877年(明治10年)9月24日、政府軍の攻撃を前に命を絶つ。

概要とスタッフ

ドラマ放送日:2018年1月7日スタート、毎週日曜20時(全50回)
公式サイト:リンク
公式ツイッターアカウント:@nhk_segodon
脚本:中園ミホ(「Doctor-X」シリーズ、NHK連続テレビ小説「花子とアン」など)
原作:林真理子
ドラマ撮影期間:2017年夏から
制作統括:櫻井賢
演出:野田雄介、梶原登城
初回視聴率:15.4%

・2018年1月スタートの冬ドラマのまとめ

・2018年4月〜6月のドラマ情報のまとめ

・1作後のNHK大河ドラマ「いだてん」情報のまとめ