映画「この世界の片隅に」広島の戦後を生きる少女の物語、能年玲奈が声優

最終更新日:2017年4月11日
画像:映画公式サイト

映画「この世界の片隅に」あらすじまとめ、声優に能年玲奈

「のん」こと能年玲奈がアニメ映画の声優となって表舞台にかえってきました。

映画「この世界の片隅に」が能年玲奈にとって素晴らしいリスタートになりました。

まず、「この世界の片隅に」のあらすじを一言でまとめます。

広島の戦後を生きる少女の物語

映画「この世界の片隅に」は第二次世界大戦で広島に落とされた原爆と、そこで生きていた人々の物語です。

主人公のすずは、おっとりとした性格ながらもその苛酷な環境で生きていかざるをえません。

漫画家のこうの史代の原作をもとにした映画ですが、クラウドファンディングで資金の一部を集めたのも特徴です。

支援者数は国内クラウドファンディングの過去最高人数で、支援金額も映画部門では国内最高記録の3622万。

映画界でも新しい手法が広がっていきますね。

では、映画やドラマを解説する「あらすじ大全」が映画「この世界の片隅に」のストーリーをご紹介します。

あらすじ

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1944年(昭和19年)、日本は戦争で厳しい状況に置かれていた。

広島市江波で育った少女のすずは呉の周作のもとに嫁ぐ。

戦争で物資は不足し、すずたちは懸命に生きていくも軍港の町の呉はたびたび空襲を受ける。

1945年(昭和20年)6月、すずは爆風で右手首から先を失う。

8月6日、呉では爆風が響き、広島方面から巨大な雲が上がる。

8月15日、ラジオで終戦の詔勅が流れた。

すずは激動の展開を前にして泣き崩れる。

翌年1月、すずは実家のあった広島市内に戻り祖母と妹のすみと再会した。

両親は亡くなり、すみには原爆症の症状が出ていた。

廃墟となった市内ですずはこれからの人生を考えていく。

声優キャスト、主役は能年玲奈

すず – のん(能年玲奈)
主人公で広島市江波で育ったおっとりとした少女。
絵を描くことが好きで呉の北條家に嫁ぐ。

周作 – 細谷佳正
すずの夫で呉鎮守府の軍法会議録事。
生真面目な性格ですずを愛している。

哲 – 小野大輔
すずの幼なじみで海軍に入隊している。
すずが周作の妻となってもその想いを忘れられない。

径子 – 尾身美詞
周作の姉で結婚して家を出ていたが夫の病死後に実家に戻ってきた。

晴美 – 稲葉菜月
徑子の娘で国民学校初等科への入学を控えている。

すみ – 潘めぐみ
すずの妹で陸軍の軍需工場で勤労動員されている。

円太郎 – 牛山茂
周作の父。

サン – 新谷真弓
周作の母。

りん – 岩井七世




うんちくポイント、戦時での普通の人たちの生活

・漫画では戦争の悲惨さよりも、そこで生きる人たちの生活がえがかれている

・監督の片渕須直は「のんさん以外のすずさんは考えられない」と主人公の声優を指名

・監督の片渕須直は原作の舞台の広島に6年間通い資料集めやヒヤリングを行った

・能年玲奈が2016年7月に芸名を「のん」に改名して以来、初の本格的な出演作品

・元所属事務所が圧力をかけて能年玲奈の関わる番組の宣伝をさせていないとの報道が相次いだ

・8月に「めざましテレビ アクア」(フジテレビ)の出演が告知されたものの、放送には能年玲奈が登場しないという事態があった

・週刊大衆のTwitter公式アカウントは2016年10月27日、「他の週刊誌の宣伝をいたします」とコメントし、「週刊文春」11月3日号にのん(本名:能年玲奈)が出ていることを告知した

・ネット上では旧事務所と関係のない大手メディア以外はのんの本名の能年玲奈と呼ぶべきだとの声が上がっている。ただ、能年玲奈本人は周囲への迷惑を懸念しており、のん(能年玲奈)と表記するのが無難との声も多い

・公開日で初の週末の11/12(土)、13(日)の週末興行成績は4704万円、動員は3万2032名で公開館数はわずか63館ながら全国映画動員ランキングで10位にランクインした

概要

映画公開日:2016年11月12日
公式サイト:http://konosekai.jp/
監督、脚本:片渕須直(アニメ「名犬ラッシー」「BLACK LAGOON」など)
原作:こうの史代『この世界の片隅に』
製作総指揮:丸山正雄、真木太郎
主題歌:コトリンゴ「悲しくてやりきれない」
製作会社:MAPPA
配給:東京テアトル

映画「この世界の片隅に」のあらすじまとめ

以上、世の中のあらすじ・歴史・変遷をまとめる「あらすじ大全」でした。

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