最終更新日:2017年8月11日
2016年の大ブーム、ピコ太郎の「PPAP」の繁栄と衰退の歴史まとめ
「ペンパイナッポーアッポーペン」。
2016年は日本だけでなく世界中が不思議な言葉と踊りに魅了されました。
ピコ太郎(古坂大魔王)がYouTubeに配信した動画「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」が大ブームです。
ジャスティン・ビーバーがツイッターで取り上げてSNS時代の寵児になった「PPAP」。
そのブームはどこまで続くのか、大ブームの一発屋で終わっていくのか。
ピコ太郎のPPAPの発展と衰退の経緯を追っていきます。
目次・PPAP
・ピコ太郎ツイッター
・元祖バージョン
・ロングバージョン
・発展と衰退の歴史まとめ
・小池都知事とLEDバージョン
・国立劇場バージョン
・インドバージョン
・デスノートバージョン
・バラードバージョン
・トランプ大統領の孫娘バージョン
・2作目「二文字目ミステイク」
・3作目「I LIKE OJ」
ピコ太郎ツイッター、世界に羽ばたく
I am going to fly to Malaysia from now! Everyone in Malaysia, let's have exciting together! Piko! pic.twitter.com/AE7e8U9UJg
— ピコ太郎(PIKOTARO)(公式) (@pikotaro_ppap) 2017年7月27日
Malaysia JAPANEXPO, it was the best excitement! I was surprised by so many audiences! It was wonderful! pic.twitter.com/haMOF7XTO4
— ピコ太郎(PIKOTARO)(公式) (@pikotaro_ppap) 2017年7月29日
古坂さん瞳さん結婚記念!!
アニメララバイラーラバイED曲の完全版ピコ!!拡散拡さーーん!!!
ピコ!
Lullaby(ララバイラーラバイ)/PIKOTARO(ピコ太郎) https://t.co/0KCBK2xgGi
— ピコ太郎(PIKOTARO)(公式) (@pikotaro_ppap) 2017年8月4日
米タイム誌も注目したPPAPの動画はこちら
金髪の男(ピコ太郎)がアップルとパイナップルにペンを刺して融合、アッポーペンとパイナッポーペンを作り出す。
そこからアッポーペンとパイナッポーペンを組み合わせて出来上がったのが「ペンパイナッポーアッポーペン」。
インスタグラムなど新しいSNSによる普及で一気に人気をたかめました。
グーグルが発表した「2016年動画グローバルランキング」ではトレンド動画ランキングトップ10(グローバル)の2位にPPAPが選ばれる快挙を成し遂げた。
世界ランキングで初めてランクインした日本人アーティストがピコ太郎です。
なお、1位は「Adele Carpool Karaoke」で大物アーティスとドライブしながらカラオケする番組のイギリスの歌手「アデル」のバージョン。
・本家版PPAP
タイトル:PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)
投稿者:公式ピコ太郎歌唱ビデオチャンネル -PIKOTARO OFFICIAL CHANNEL-
勢いに乗ってピコ太郎はロングバージョンも披露
PPAPの勢いがついたピコ太郎は2016年10月27日、PPAPのロングバージョンも公開しました。
ペンをリンゴとパイナップルに差した後、ダンスタイムが始まります。
2番ではペンとペンを持ってロングペン。
アップルとバイナップルを合わせてアッポーパイナッポー。
その二つが合わさって「ペンパイナッポーアッポーペン」です。
・本家版PPAPのロングバージョン
タイトル:PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)”LONG” ver. ペンパイナッポーアッポーペン「ロング」バージョン/PIKOTARO(ピコ太郎)
投稿者:公式ピコ太郎歌唱ビデオチャンネル -PIKOTARO OFFICIAL CHANNEL-
ピコ太郎のPPAPの発展と衰退の歴史まとめ
シュールな動画は芸人の古坂大魔王(本名:古坂和仁)が2016年8月25日、自腹(約10万円)で制作して本人が演じました。
ツイッターなどSNSで話題になり、女子高生に人気の動画編集・投稿アプリ「MixChannel」(ミクチャ)でも模倣した動画が流行します。
9月26日に米タイム誌が、一気に拡散される「バイラル」との言葉で、「Next Viral Hitかも知れない」と表現した。
9月27日にはカナダ人歌手のジャスティン・ビーバー(カナダ人歌手)がツイッターでお気に入り動画として紹介すると世界中に大ヒット。
10月19日、アメリカのビルボードソングチャートで初登場77位を記録、わずか45秒の曲でチャートインはギネス世界記録に「全米ビルボードトップ100に入った世界最短曲」として認定されました。
11月25日、2作目となる「二文字目ミステイク」を配信開始。
12月初旬、年末の忘年会で若手社員がPPAPを強要される「ピコハラ」(ピコ太郎ハラスメント)が話題になる。
2017年1月7日、新作の「I LIKE OJ」を配信した。
4月1日、第一パンが「PPAP」にちなんだ蒸しパン「パンパイナッポーアッポーパン」を一ヶ月限定で発売した。
小池百合子都知事と共演、LEDバージョン
東京都は2017年5月25日、「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」のPR動画を公表しました。
小池百合子都知事の隣に立つのはピコ太郎。
小池都知事とピコ太郎がPPAPの動画に合わせて「LED電球」の省エネぶりをアピールしました。
・小池都知事とLEDをPR
動画タイトル:tokyo
投稿者:LED省エネムーブメントPR動画(啓発版・60秒・日本語 Ver.)
伝統文化の本気、国立劇場バージョン
歌舞伎や日本舞踊などを上演する東京都千代田区にある国立劇場が本気を見せました。
邦楽、伝統芸能の普及のために国立劇場は2017年1月13日、小太鼓や三味線で盛り上げるPPAPを配信しました。
国立劇場のマスコット「くろごちゃん」が神道の神事において使われる三方(さんぽう)を持って踊ります。
三味線、笛、小鼓、大鼓の音が響き「いよ〜」の掛け声が響く「ペンヌリサンポー サンポーペン(PNSP)」。
伝統芸能の底力がPPAPでも披露されました。
その後に動画に配信は終了しました。
・国立劇場版PPAP(PNSP)
動画タイトル:PNSP(Pen-Nurisampo-Sampo-Pen)/国立劇場版PPAP [塗三方 ぬりさんほ゛う]
投稿者:国立劇場 National Theatre, Tokyo
ネットで話題のPPAP、インドバージョン
本家より面白いと言われているのが、PPAPのインド(india)バージョンです。
穏やかなで響くような曲調や伸びる歌声がいかにもインド版PPAP。
ダンスの本場のインドと言われるだけあって笑いのクオリティーが高いですね。
・インド版PPAP
タイトル:PPAP (Pen Pineapple Apple Pen) – Live Banned | Awez Darbar Choreography
投稿者:Awez Darbar
デスノートの死神リュークもペンパイナッポー
漫画「デスノート」でリンゴが大好きな死神リュークもPPAPを踊りました。
2016年の新作映画「デスノートLNW」の宣伝も兼ねて、デスノートとPPAPのコラボレーションです。
軽やかに踊るリュークのPPAPには夜神月もビックリですね。
死神リュークが最後にペンパイナッポーアッポーペンでデスノートに名前を書き込む演出は見事です。
・デスノート版PPAP
タイトル:PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)ペンパイナッポーアッポーペン/ Ryuk(死神リューク) feat.PIKOTARO(ピコ太郎)
投稿者:映画『デスノート Light up the NEW world』オフィシャル
(作品のあらすじ:映画「デスノート Light up the NEW world」あらすじ、デスノートLNW完全ネタバレ〜6冊のデスノートを取り合う新キラ事件〜)
壮大なバラード版PPAP
壮大なバラード版のPPAPとして有名な動画がこちら。
本来は軽くてポップなPPAPが悲しみと愛を感じさせるような感動的PPAPとなっています。
タイトル:Pen Pineapple Apple Pen (PPAP) Ballad Remix Cover I Moritz Garth
投稿者:MoritzGarthTV
米次期大統領のトランプ氏の孫娘もPPAP
Apologies in advance—this may be stuck in your head all day. #PineapplePen 🍍🍎🖊 https://t.co/AE0Cly8inB
— Ivanka Trump (@IvankaTrump) 2016年11月15日
11月の米大統領選で次期大統領が決定したドナルド・トランプ氏の孫娘のアラベラちゃんもPPAPを踊りました。
写真共有アプリ「インスタグラム」で11月16日までに動画を投稿、寝室でピンク色のパジャマを着て跳びはねながら踊っています。
ピコ太郎のPPAPブームはいったいどこまで続くのでしょうか。
ピコ太郎本人による第2作目「二文字目ミステイク」
ピコ太郎が満を持して11月25日に配信した作品が「二文字目ミステイク」。
「あま、あみ、あむ、あめ」と続いて「雨が降る」。
「いな、いに、いぬ」と続いて「犬が鳴く」。
その後にピコ太郎がワンワンと鳴きながら踊っています。
ブームに水を差しかねない勢いですが、犬が鳴くは流行するのでしょうか。
動画タイトル:二文字目ミステイク/PIKOTARO(ピコ太郎)
投稿者:公式ピコ太郎歌唱ビデオチャンネル -PIKOTARO OFFICIAL CHANNEL-
ピコ太郎本人による第3作目「I LIKE OJ」
2017年の1月7日、新年にピコ太郎が配信した作品が「I LIKE OJ」。
ひたすらにOL(オレンジジュース)が好きだと主張する歌です。
PPAPの勢いは残っており、YouTubeでも急上昇ランクの上位に位置しました。
年末年始にはピコ太郎が多数の特別番組に出演、ワイモバイルのCMも頻繁に流れて知名度は高まっています。
ピコ太郎は一発屋なのか、新しいユーチューバーの形なのか。
2017年スタート時点ではピコ太郎は世間の話題になっています。
動画タイトル:【OFFICIAL】I LIKE OJ/PIKOTARO(ピコ太郎)
投稿者:公式ピコ太郎歌唱ビデオチャンネル -PIKOTARO OFFICIAL CHANNEL-