黒田日銀「金融緩和」の経緯や歴史まとめ「全ては物価上昇2%に向けて緩和」あらすじ一覧


記事公開日:2016年9月20日
最終更新日:2017年1月25日
画像:公式サイト

黒田日銀「金融緩和」の経緯まとめ「全ては物価上昇2%に向けて」あらすじや歴史

日本経済の金融の根幹が日本銀行、いわゆる日銀です。

2013年3月から黒田東彦総裁のもと、日銀はデフレ退治に向けて金融緩和を続けています。

黒田日銀ではどんな追加の金融緩和が実施されてきたのか。

まず、黒田日銀の追加の金融緩和の流れや歴史を一言でまとめます。

全ては物価上昇2%に向けて金融緩和

日銀は市中に出回る資金の量を増やしてデフレ退治に必死です。

では、世の中のあらゆる物語、事象のあらすじを解説する「あらすじ大全」が黒田日銀の追加の金融緩和の流れををご紹介します。

黒田日銀「追加の金融緩和」のあらすじ

2013年3月20日、日銀総裁に黒田東彦氏が就任

2013年4月4日、量的・質的金融緩和を導入「黒田バズーカ第1弾」

・量的・質的緩和とは?
目的:物価2%上昇を2年程度の期間を念頭にできるだけ早期に実現

手段①マネタリーベースおよび長期国債・ETFの保有額を2年間で2倍に
手段②長期国債買い入れの平均残存期間を2倍以上に延長

・従来の日銀からの修正!
①金融市場調節の操作目標を金利からマネタリーベースに変更。
②マネタリーベースが年60~70兆円で増えるように金融緩和を実施

・具体的な変更点!
①長期国債の保有残高を年間50兆円のペースで増加させる
②長期国債の買い入れ対象を40年債を含む全ゾーンに拡大
③国債の買い入れの平均残存期間を現状の3年弱から平均の7年程度に延長
④ETFの保有残高が年1兆円ずつ増えるように買い増し

2014年10月31日、量的・質的緩和の拡大「黒田バズーカ第2弾」

・追加の金融緩和とは?
目的:物価上昇が1%程度と2%まで達していないためさらなる追加の金融緩和で物価上昇2%にコミット

手段①マネタリーベースの増加を年60~70兆円から年80兆円に拡大
手段②長期国債の買い入れ量を年50兆円から年80兆円に増やす
手段③国債の買い入れの平均残存期間を7年程度から7~10年程度に延長
手段④ETFの買い入れ額を年1兆円から年3兆円に
手段⑤JーREITの買い入れを年300億円から年900億円に



2016年1月29日、マイナス金利付き量的・質的金融緩和の導入「黒田バズーカ第3弾」

・マイナス金利付き量的・質的金融緩和とは?
目的:2%の物価上昇のためイールドカーブの起点を引き下げ金利に下押し圧力を加える

①日本銀行当座預金を3段階に分割し、プラス金利、ゼロ金利、マイナス金利を適用
②国債の買い入れの平均残存期間を7~10年程度から7~12年程度に拡大

2016年7月29日、金融緩和の強化「黒田バズーカ第4弾」

金融緩和の強化とは?
目的:2%の物価安定の目標のため金融緩和を強化する

①ETFの買入額を年3兆3000億円から年6兆円に拡大

2016年9月21日、新しい枠組み「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」

新しい枠組みの長短金利操作付き量的・質的金融緩和とは?
目的:2%の物価安定のために持続可能な方法で金融緩和を続ける

・従来との変更点
①国債の買い入れ量ではなく金利を金融政策の目標に変える
②短期金利は銀行が日銀に預ける預金の一部にマイナス0.1%の金利(現状維持)
②長期金利は10年物国債の金利がゼロ%に推移するように国債を買い入れ
③国債の買い入れ額は従来の80兆円をめどにするが、金利が目標値で推移するなら80兆円も買わない
④国債の買い入れの平均残存期間(従来は7〜12年程度)は廃止
⑤長短金利操作のため日銀が指定する利回りでの国債買い入れ(指値オペ)を実施

「黒田日銀」の主要キャスト

・黒田東彦(くろだ・はるひこ、1944年10月25日~)
2013年3月に第31代の日本銀行総裁に就任。
東京大学在学中に司法試験に合格、1967年(昭和42年)に東大を卒業して大蔵省に入る。
財務省退官後は一橋大学大学院経済学研究科教授、アジア開発銀行総裁を歴任、当時は日銀の金融政策がデフレを招いていると批判していた。

・岩田規久男(いわた・きくお、1942年10月3日~)
2013年3月に日本銀行副総裁に就任。
東大経済学部を卒業後は上智大学の講師や教授、学習院大学の教授などを歴任。
古くからデフレの問題点と日銀批判を続けてきたリフレ派経済学者の第一人者。

・中曽宏(なかそ・ひろし、1953年10月12日~)
2013年3月に日本銀行副総裁に就任。
東大経済学部を卒業後に日銀に入行。
金融システムや国際金融に詳しい。



黒田日銀の追加の金融緩和での言葉の解説

・マネタリーベース(資金供給量)とは
マネタリーベースとは「日本銀行が供給する通貨」のこと。
市中に出回っている流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」)と「日銀当座預金」の合計値となる。

・マイナス金利とは
通常はプラスの金利がマイナスになること。
一般の銀行から日銀への預金の利息の一部にマイナス金利を適用した。
また、日銀がどんな国債でも買うため、2016年は短期の国債でもマイナス金利が存在するようになった。

・ETFとは
日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など指数と連動する運用成果を目指す投資信託

黒田日銀によるバズーカ緩和のあらすじや経緯まとめ

以上、世の中のあらすじ・歴史・変遷をまとめる「あらすじ大全」による黒田日銀による追加の金融緩和のあらすじやキャスト、歴史や経緯など情報まとめでした。






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